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2005年9月30日

ホットケーキ(とジャガイモ)のお話

今日はホットケーキのお話です。

が、その前に、我が家では最近2日に1回はジャガイモが登場しています。
新ジャガ・・・美味しいですよね!

ジャガイモといえば、真っ先にドイツを思い出すのですが
「フレンチフライ」に代表されるように、フランス料理にとっても
ジャガイモは、切っても切れない関係にあります。

このジャガイモをフランスに伝えた功労者がいます、
彼の名は、パルマンティエ。

薬剤師だった彼は、7年戦争当時、ドイツ(旧西ドイツに位置する)
ハノーヴァーに赴き、ジャガイモを食べて生き延びたんですって。

やがて、帰国した彼は、自国フランスにもジャガイモを普及させようと
ルイ16世の領地を授かり栽培を始めます。
ところが保守的なフランスの人々は、その新しい作物を
食べようとはしませんでした。

そこで彼は、一計を案じるのです。
彼が考えた作戦・・・、それは、日中畑を軍隊で包囲させるというもの。
軍隊が守るくらいだもの、よっぽど美味しい食べ物に違いない!
そう思い込んだ人たちは、毎晩「イモ泥棒」をするようになり
以来、一気にジャガイモは普及したそうです。

・・・ということは、イモ泥棒をする人がいなければ、
ジャガイモは普及しなかったという訳ですか・・?!
なるほど。

ココからは放送番外編ですが、
このジャガイモ普及委員?の「パルマンティエ」の名は、
のちに、ジャガイモ料理の多くにも付けられるようになったとか。
フランスの地下鉄駅の一つにもなっている「パルマンティエ駅」
ここには、ジャガイモのルーツが絵巻となって展開されています。
すごいですね!

さぁ、それでは、今日の本題:ホットケーキのお話!

ホットケーキを美味しく作る「裏技」をまずは、ご披露いたしましょう。
それは、すごく簡単なことなんです。
大さじ一杯くらいのお酒で解いた酒かすを入れて焼くんです!!
ふんわりとして、そして、風味も良くなりますよ。
是非お試しあれ!

それから、もちろん焼く時には、フライパンを一度強火で熱して、
一旦濡れフキンの上にのせ、少し冷ましてから焼いてくださいね。

ホットケーキが、家庭用のフライパンで、均一の焼き色になりづらいのは、
家庭用のフライパンには一般的に鉄が含まれているからなんです。
業務用の銅版だと、鉄より熱が伝わりやすく
美味しそうなキツネ色に焼けるんです。

ところで、ホットケーキ、パン、ケーキのスポンジ、
これらはそれぞれ膨らます方法が異なります。

ご存知パンは、酵母で膨らみます。
ケーキのスポンジは、卵の力で膨らむんです。
メレンゲ、つまり卵白を泡立てたものの気泡力や、
水分の気化によって膨らみます。
数十分かけて、ゆっくりと膨らむわけですね。
でも、ホットケーキの場合焼き時間が短く、
じっくり膨らむのを待っていたのでは、間に合いません。
そこで、ベーキングパウダーを必ず入れます。
ベーキングパウダーは、熱を加えると炭酸ガスを発生します。
この炭酸ガスの力で、生地を膨らませることが出来るんですね。



  
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