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[過去の放送]

2005年9月9日

ココ・シャネルのお話

スイート・ハート・ボックスでは
「砂糖は脳のエネルギー源!」ということで
毎月1回「頭を使い偉業を成し遂げた人物」にスポットを当てています

今日は、「ココ・シャネル」をご紹介しましょう。

『私が成功した秘訣?それは、がむしゃらに働いたからよ』
『日曜日は嫌い。誰も働かないから』
そう語った、ココ・シャネル。

彼女は決して恵まれた少女時代を過ごしたわけではありません。

ココ・シャネル・・・本名ガブリエル・シャネル
1883年8月20日生まれ
(もっとも、シャネル自身は19日生まれだと言っていて
 かの有名なシャネルの香水19番は、この数字からとったそうです)

彼女の父親は、家庭をかえりみず、心労がたたった母親は
33才の若さで他界してしまいます。
その後、シャネルは孤児院に預けられるのですが、
他人から同情されるのを拒み続けてきました。

彼女が本名のガブリエルからココになったのには、訳があります。

それは、彼女がコーラスガールを夢みていた頃、好んで歌っていたのが
「トロカデロでココを見たのは誰?」という曲だったんです。
この曲の歌詞に出てくる迷い犬の名前がココだったんですね。

その後ココは、パリに住む最初の恋人バルサンと一緒に
出かけたときに知り合ったアーサー・カペルと恋仲になります。
(彼女は生涯愛した男はカペルだけといい、
 後に沢山の男性からの求婚を断っています)

ココは、カペルの出資で帽子屋を開業。
この店が当たったココは、アクセサリーや洋服へと手を広げていきますが
そんな折、最愛の人、カペルを事故で失ってしまうんです。
(ただし、この頃カペルは、他の女性と結婚していたようですね)

この悲しい事故がきっかけで、ココは益々仕事に情熱を注ぐようになります。
スポーツウエアーを生み出し、そこからヒントを得て、
ジャージー素材でスーツを作り、女性の体をコルセットから解放しました。
体を自由に動かすこと、の機能性を重視した服を初めて作ったのが
ココ・シャネルだったわけです。

ここで、彼女について、特記しておきたいことがあります。
それは、彼女が盗作に関して、とても寛容だったこと。

『デザインを盗まれたら、また新しいのを考えればいい』と
彼女は言ってのけました。

あるパーティに出席した時のこと、招待された女性全員が
シャネルスーツを着ているのを見たココは、
『私の着ている服も、本物かどうか分かりませんよ』と
しゃれたメッセージを残しています。
まぁ、これは、上流社会に対する皮肉も混じっていたのかも知れませんが・・・。

さて、最後に、私が大好きなココ・シャネルの言葉を皆さんに贈りましょう。

『装いは知恵であり、美は武器である。そして謙虚さはエレガンスである。』

どうですか?皆さん、ココのような強く美しい女性に私は
強烈に惹かれるのですのですが、男性から見ると、このように強靭な女性は
ちょっと厄介なのかも知れませんね。
ココ自身、「強い女といることは男性にとって大変なこと」と語っているように。



  
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