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2005年5月13日

オレンジのお話

今日はオレンジのお話です。

一日に必要なビタミンCをオレンジおよそ半分で賄える、美容と健康に嬉しいオレンジ。オレンジの種類は、「ネーブルオレンジ」と「バレンシアオレンジ」が代表的です。ネーブルは”へそ”(Navel)という意味。あの独特の出っ張りの部分、おヘソが幹の反対にできることからその名がついたとか。一方、バレンシアオレンジは、スペインのバレンシア地方の地名に由来します。ネーブルは1月から3月が収穫期で、そのまま食べるのに向いています。バレンシアは5~7月が最盛期で、サマーオレンジとも呼ばれ、オレンジジュースにして味わうのが最高!また、中の果肉が赤い、「モロオレンジ」もあります。ヨーロッパや北アフリカで古くから親しまれているオレンジです。

ところで、ネーブル・オレンジには育ての親というのがいるんです!その人たちとは、ルーサー・ティベッツとイライザ・ティベッツの夫妻。 1870年にメーン州からカリフォルニア州に移ってきた彼らは、「新居のまわりに植えるのに適している樹木を送って下さい」と農務省に頼みました。その時送られてきたのが、ブラジル原産の「ネーブル・オレンジ」の苗木だったんです。それは「外国産(ブラジル産)の木がカリフォルニアの気候に適しているかどうか」という試みでもありました。イライザは、送られてきた若木をとても大切に育てたそうです。水不足の時には、食器洗いの水をやって木を枯らさぬよう努めた、という逸話が残っているほどなんでよ。ブラジル原産のネーブルは南カリフォルニアの気候にもマッチし、甘くて形も美しいオレンジを実らせました。そして、ティベッツ夫妻は新居のお披露の時に、この初めてのネーブルを切り分けてお客さんたちににふるまったそうです。それからというもの、接ぎ木用の新芽を分けてほしいという依頼が殺到し、ティベッツ家のネーブルの木は繁殖専用になりました。現在カリフォルニア州には、数百万本のネーブルが植えられていますが、そのほとんどは、なんと、このティベッツ家の2本の親木から増えたものなんだそうです!!たった2本から、数百万本!驚きです。

さて、オレンジは料理に使われることが多いですが、中でも一番マッチする食材は、チキンです!こんがり小麦色に焼いたチキンを、オレンジジュースで煮て、しょうゆなどで味を調えればオレンジチキンに。カレー粉をまぶした胸肉を焼き上げてオレンジ、新鮮野菜と和えた、オレンジチキンサラダは最高!

パスタもオススメ。
例えば、チキンとオレンジをたっぷり使ってシェリー酒で仕上げた、チキンのオレンジソーススパゲティなどなど・・・。いろんなバリエーションが楽しめます。


  
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