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2007年2月16日

ドーナツのお話

近頃、ホームベーカリー(自動パン焼き機)が
第三次ブームになっているそうですね。

毎日おうちでパンを焼く方が増えています。
ブームの背景には、食の安全への意識の高まりと、
最近のホームベーカリーの進化にあるようです。

パンだけじゃなく、うどんやパスタなども作れる機種が登場!
それなら買ってみようという購買意欲に火をつけたんでしょうね。

ホームベーカリーが国内で初めて発売されたのは、1987年。
今から、ちょうど20年前です。
この時のヒットが、第一次ブーム。
私もこのブームの時に買いました!
今でも、そのホームベーカリーは、母の家で元気に働いています(笑)

因みに第二次ブームは、1990年代後半、
天然酵母を使ったパン作りが流行した時です。

さて、今日はパンと同じくイーストを使うお菓子「ドーナツ」のお話です。

ドーナツの歴史はかなり古く、今から200年も前、
1780年にはすでにヨーロッパにあったようです。
当時としてはかなり高級なもので、クリスマスや
復活祭、誕生祭などに家庭で作られ
お互いにプレゼントしあっていました。

これが、アメリカ大陸に伝わったわけです。
今や、アメリカは世界一のドーナツ消費国になりました。

ドーナッツの名前は、生地を意味するドー(dought)と
ナッツ(nuts)クルミを合せたものといわれています。
元々は、生地にクルミを練り合わせ、油で揚げたものでした。

では、どうして真ん中に穴があいちゃったのでしょう。
(財)製粉振興会によると、穴があいたドーナツの起源は2つあるそうです。

1つ目の説は、
「オランダの揚げ菓子に小麦粉生地を丸くまとめ、
 揚げてくるみをのせたものがあり
 これがその後オランダに滞在の清教徒たちから、
 アメリカに伝えられたのですが、
 アメリカでは、クルミが入手できなかったため、
 そのかわりに中心に穴を開けた」というもの。

もう1つは、船乗りのグレゴリーという人の発案、という説です。
「彼が子供の頃、母親の揚げるドーナッツの仕上がりが、どうも生っぽい!
そこで真ん中に穴を開けてもらったら、これがうまく揚った」というもの。

生地のまん中に穴を開けることで、短時間でしかもむらなく揚がる
リングドーナッツは、どんどん広まってゆきました。

今では、様々なドーナツが作られていますが、
イーストで膨らませるイーストドーナツや
膨張剤を使って膨らませるケーキドーナツ、シュー生地を使う
フレンチクルーラーとタイプが分かれます。

そして、アメリカ以外にもそれぞれ味や形が違う
ドーナツの仲間が作られています。

例えば、イタリアの「ガラーニ」
ガラーニは、カーニバルのお菓子です。
小麦粉にベーキングパウダー、卵、砂糖を練ったものを、
細長くリボン状にして揚げ、砂糖をまぶします。

オーストリアの「シュネーバレン」は、生地にラム酒や、
バニラエッセンスが練りこまれています。

また、韓国の「ヤックァ」は、伝統の揚げ菓子です。
小麦粉に、ごま油、生姜汁、はちみつを合せて練り、揚げたもの。
その名の通り、薬菓は体に良いということで、茶うけにぴったりです。

では、最後にもう一つオマケのお話です。

ドーナツに穴があいたのは?
で、面白いエピソードを見つけました。
それは、こんな説です。

あるネイティブアメリカンの男性が、奥さんがドーナツの生地を
丸めていたところ、いたずらで、その生地めがけて矢を放ったところ、
見事ど真ん中に突き刺さり、そのまま油の中に落ちて
、美味しいリングドーナツになったということ。

・・・、うっそー。
と思いながらも、かなりユニークで気に入りました。

起源はどうあれ、これからもリングドーナツは形の可愛らしさもあって
この先も愛され続けてゆくんでしょうね。

急にドーナツが食べたくなってきました。
それじゃあ、また来週!


  
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