ライブ&イベント タイムテーブル DJ メール プログラム 特別番組 ゲスト情報 最新情報 TOP
  AIR-G' ON AIR LIST
放送中のプログラム キリンビバレッジ presents 47のチカラ~私の別格~ 12:00~12:25

[過去の放送]

2007年9月14日

ボジョレー・ヌーボーのお話

今日は、「ボジョレー・ヌーボー」のお話です。

ボジョレーヌーボーと名前がつけられるワインには、沢山の決まり事があります。

一番有名なのは、解禁日ですね。
解禁日は、毎年11月の第三木曜日と決まっていて、今年は11月17日です。
それまで、販売してもいけませんし、もちろん飲むことも許されません。
飲んでは、ダメ!と言われると、解禁したら一刻も早く
試してみたくなるのが人間の心情です。

日本ではバブル時代の1980年代に大きなブームになり
解禁日未明に成田空港行って飲む人まで現れ、
何故そこまで??と半ば、呆れ顔の方も多かったと思います。

が、案の定、バブルの崩壊でブームが終わりました。

ところが、1997年頃からの赤ワインブームに乗って再び脚光を浴び
今や、バブル時代を上回る人気となって、日本への輸入量は世界第一位となりました。

もう、コンビニなどでの予約が始まっていますが、
1本あたり2,000円から3,000円程度のものが多いですね。

今年は、レストランへ恋人を誘って「今日はボジョレーの解禁日だからね」と、
まずは、ボジョレーヌーボーで乾杯となった時に、
決して言ってはならない言葉があります。

ご注文は?と訊ねられ、「それじゃあ、ボジョレーヌーボーの白を」
なんてうっかり言ってはなりません。
ボジョレーヌーボーは、赤か、ロゼと決まっていますから、
白を頼まれたら、お店の人は固まってしまうことでしょう。

ところで、Beaujolaisの日本語表記なんですが、
まちまちで統一されていないのが現状ですね。

新聞などでは「ボージョレ」と書いているところが多いようです。
一方、雑誌や、ワイン売り場などでは「ボー」っと伸ばさずに、
「ボジョレー」「ボジョレ」という表記を良くみかけます。

たまーに、ボを、ウに点々のヴォとしているのを見かけますが、
発音が下唇を噛む、ヴではないので、間違いです。
かっこ悪いのでやめましょう。

フランスのワイン業界人や現地での発音は「ボジョレ」に近いらしいです。

どのようにして造るのかというと、ガメイ種の黒光りするブドウを
9月ごろに収穫して、房のままタンクにどさりどさりと詰め込み、
二酸化炭素が充満した中に置いておくことで渋味と酸味を和らげ
果実味たっぷりの紫がかった爽やかな早飲みワインができあがります。

ところで、「ヌーボー」と「ヴィラージュ・ヌーボー」の違いをご存知でしょうか?
同じボジョレー地区のワインでも、ふつうのボジョレーの上には
ボジョレー・ヴィラージュという「もうちょっとおいしい」区分があるんです。
これは新酒も同様。

ボジョレー・ヌーボーの上にはボジョレー地区の中で
特にレベルの高い38の村で採れたブドウだけで造った
「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー」という種類のワインがあり、
たいていの銘柄は両方の種類が輸入されています。

ちなみに、日付変更線の関係上、もっとも早く解禁日が来るのは日本
という風に言われていますが、日付変更線の関係だけなら
ニュージーランドの方が早いのでは??という疑問がわいてきますが・・・。

それじゃあ、また来週!


  
番組トップへ前のページに戻る
過去の放送
2007年9月
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
前の月   次の月
過去の放送リスト
坪田佳代子
Mail
日本甜菜製糖株式会社