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2005年10月7日

怪盗ルパンのお話

スイートハートボックスでは、「砂糖は脳の即効性のエネルギー源」ということで
毎月一回、頭脳明晰で、歴史に名を残した偉人についてお話しています。

今日は、今年生誕100年の、怪盗ルパンをピックアップします。

永遠のヒーロー“怪盗紳士アルセーヌ・ルパン”
ルパンが誕生したのは、1905年。
月刊誌「ジュ・セ・トゥ」に短編「アルセーヌ・ルパンの逮捕」が掲載され
爆発的人気を呼び、以来、作者のモーリス・ルブランは、76歳で亡くなるまでに
合計56篇ものルパンものを発表しました。

このモーリス・ルブランがルパンを始めて書いたのが、41歳。
本来は心理小説志向で、ルパン人気は彼にとっては、不本意だったそうです。
しかも、作者の彼よりも“ルパン”の方がはるかに有名になってしまったことに
ルブランは、晩年不満を漏らしていたそうですよ。

ルパン・・・、フルネームは「アルセーヌ・ルパン」
本来の発音は、「リュパン」なんですが、
日本では古くから、「ルパン」の表記で親しまれてきました。

因みに、当初は「ロパン」という名前だったんだそうですが
パリの市会議員ロパンさんの抗議で変更になったそうです。
もし、抗議されなければ、日本のアニメ、ルパン三世も、ロパン三世だったわけですね!
ロパン・ザ・サーーーード!!
なんだか、マヌケな感じが致しますです。

それは、さておき、現在公開中の映画「ルパン」、
かなり芸術的なつくりになっていますが、数々の美術品も見ものです。

特に、カルティエが全面協力して、提供された「王妃の首飾り」など
国宝級のジュエリーがスクリーンで堪能できます。
この王妃の首飾りとは、フランス革命の発端になった
マリーアントワネットの首飾り事件の首飾りですね。
160万リーブル、時価192億円のダイヤが散りばめられた2800カラットの首飾り。
もう、ため息がでるほどの眩さです!!

そして、この映画「ルパン」には、カリオストロ伯爵夫人が登場し
ルパンを誘惑するんですが、彼女は、美しく、怪しげで、
そして、ななななんと、数百年生き続けている?人物として描かれているのですね。

日本の「ルパン三世」にもカリオストロの城でこの名が登場しますが、
「カリオストロ」は実在の人物です。
カリオストロ伯爵は、18世紀、ヨーロッパを股にかけて活躍した医師であり、
錬金術師であり、山師でもありました。
そして、時代の流行にのり、降霊術のような予言・透視などの儀式を
行ってゆくようになるんですね。

そして、ついには、マリーアントワネットを巻き込み「王妃の首飾り事件」の被告の一人となったことで有名です。
王妃の首飾り事件とは、アントワネットの元に
「160万リーブルの首飾りをお買い上げ頂き有難うございます」という
書簡が届くのですが、身に覚えのないアントワネットは、
その手紙を焼き捨ててしまい、
これが、フランス革命の発端となったともいわれています。

実は、首謀者のジャンヌという女が、王妃がこの首飾りを買ったと見せかけ、
横取りしてしまおうと計画したのですが
この謀略は露見して、ジャンヌは裁判で有罪となり、投獄されます。
ジャンヌは、名家の生まれながら、9歳で孤児となり、
すべてを失ってしまっていたんですね。

さてさて、話は変わります。
10月21日まで、東京銀座の、ホテル西洋銀座と、
タカシマヤタイヌズスクエアで ルパンのシルクハット、デザートセットが楽しめます。
主人公ルパンのシンボルマークである、シルクハットや
マスクを模したスフレ!機会があったら是非食べたい一品です。



  
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