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[過去の放送]

2012年12月2日

冬道の雪を防ぐ

今週のキーワードは<冬道の雪を防ぐ>
~道路の吹雪対策には欠かせない防雪柵。
お話をうかがったのは「北海道工業大学 教授 白濱芳朗さん」です。

白濱芳朗さん拡大画像
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北海道は気温が低いため軽い雪が降り、更に積雪もサラサラ雪なので風が弱くても吹雪が発生しやすい地域。
晴れの日でも風だけで吹き溜まりや視程障害~視界不良となってしまいます。
そんな、雪国北海道の道路環境を支えているのが「防雪柵」です。
道路脇に設置されたフェンスを皆さんも至る所で目にされていることでしょう。
現在の防雪柵はアルミ合金製で、大きく3つのパターンに分けられます。
「吹きだめ柵」は、道路の風上に距離をおいて設置。
柵の前後に飛雪を溜めることによって、風下の道路の吹き溜まりや地吹雪を防ぎます。
「吹き払い柵」は、防雪板を下方に向けて、風の流れを下に吹きつけるような構造。道路脇に設置し、視程障害や吹き溜まりを防ぎます。
「吹き止め柵」は、柵高を大きく、空隙率を小さく、下部間隙間をゼロにする事によって、柵の風上側に雪を多く捕捉。道路から少し離し設置され、バイパス道路や高規格道路等にも有効。 
このように、設置位置や機能も違います。
取材中風景拡大画像
白濱先生は風の流れに着目した研究をされています。
雪は風にのることから、防雪柵で風の流れる状況をうまくコントロールしながら利用するというのです。
しかし、「まだ100%の性能をもつものはなく、今後もいろんな形のものが出でくるでしょう。」とおっしゃいます。
まだまだ設置しなければならない場所もあるそうで、そのためには、その位置、独特の開発をした形状が必要だそうです。
危険性が伴う冬道とはいえ、道路交通は冬も同じく最も重要な社会インフラのひとつ。
吹雪対策である防雪柵は、積雪寒冷地にとって、物流にも人命にも欠かせない装置なのです。

●今週のプレゼントは“ネックウォーマー”です。

★番組の感想をそえて、12月8日(土)までに応募してください。
ネックウォーマー拡大画像
○来週のキーワードは「留萌港南防波堤」です。

<ディレクターYの編集後悔記>
今回のインタビュー約25分。
最初の防雪柵は木製だったそうです。この時は風の流れを考えずに作られていたそうです。現在は風の流れを利用して、基本的には雪を飛ばすことが主流になんですって。そのために、これからはさらに複雑なフェンスも出てくるかもしれないとのことでした。

[過去の放送リスト]

2012年12月2日

12月2日の放送

今週のキーワードは<冬道の雪を防ぐ>
~道路の吹雪対策には欠かせない防雪柵。
お話をうかがったのは「北海道工業大学 教授 白濱芳朗さん」です。



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山口 由美
Yumi Yamaguchi

私たちの住む、ここ北海道には、まだまだ、知らない自然や文化、そして歴史の魅力が一杯あると思いませんか。

知っているようで知らない「コト」や「モノ」の宝庫。まさに北海道は宝島ですね。

この番組は、毎週いろいろなキーワードについて、北海道の自然が持つ魅力や不思議をゲストの方のお話を交えながら、楽しくゆったりとお送りするプログラムです。

さて、今週はどんな宝物に出会えるでしょうか。