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2007年8月10日

チーズのお話(2)

今日は、先週に引き続きチーズのお話です。
先日ホームパーティにお呼ばれしたときに、世界各国のワインと、
沢山の種類のチーズが並べられていたんです。
その他にはそれぞれが持ち寄ったちょっとした料理、これだけなんですけれど、
とても贅沢な気持ちになれるものだなって感心しました。
グラスがバカラだったせいもあるのかもしれませんが、
特別な料理がなくっても良いものですね。
特にブルーチーズは絶品だったのですが、あの癖のある味と、
においが苦手という方もいらっしゃると思います。
でも、このおいしさに一度目覚めてしまうと、やめられないものがありますね。

皆さんは、“世界三大ブルーチーズ”というのをご存知でしょうか?
フランスの『ロックフォール』、イタリアの『ゴルゴンゾーラ』、
イギリスの『スティルトン』、この3つが世界三大ブルーチーズです。
とはいっても、この“世界三大ブルーチーズ”なる呼び名は、
実は日本人が勝手に言っているだけのようなのでご注意を。

さて、この3種類の有名な青カビチーズ、それぞれ味わいがかなり異なります。

一番マイルドなのがイタリアの『ゴルゴンゾーラ』。
塩味も控えめでとってもクリーミーでなじみやすい味です。
ゴルゴンゾーラには「ドルチェ(甘口)」タイプと
「ピカンテ(辛口)」タイプがありますが、
ドルチェタイプだったら青カビが得意ではない人も気に入ってもらえるはずです。

イギリス産の『スティルトン』は、
やや硬めの生地に細かく青カビが入ったチーズです。
表面の皮もやや厚めなので、ナッツのような香ばしい
風味がチーズに加わっていて、イギリスでは大変人気のあるチーズです。
甘口のポートワインとの組み合わせは特に有名。
紅茶に合わせてもおいしいのはやっぱりイギリスのチーズだからでしょうか?

そして、最後のロックフォールですが、、青カビチーズの頂点といわれるのが、
このフランス産『ロックフォール』です。

2000年以上前から南仏にある洞窟で熟成されて作られてきた大変歴史のあるチーズです。
ゴルゴンゾーラやスティルトンは牛乳製ですが、ロックフォールは、
羊の乳で作られています。そのため、ほかの二つに比べてかなりコクがあり濃厚。
さらに塩味がかなり強く、青カビの風味も強めです。最初は強い味に
びっくりされる方もいますが、慣れるとはまってしまうことも多いグルメチーズです。

ところで、この青カビチーズに合わないワインって何だと思いますか?
実は、青カビチーズに渋いワインは合いません。
青カビチーズのように塩味の強いチーズには、酸味のあるワインか甘口のワインが
おすすめで、ワインの味が塩味をまろやかにしてくれます。
フルーティな赤ワイン、ミディアムボディの赤ワインや、ドライな
スパーリングワインなどもとても相性が良いんですね。

チーズと同じ原産地のもの、もしくはより近い地方の産地のものを
合わせるのが原則です。
相性のよい食べ物は、ブルーチーズ独特の塩味と風味を生かして、
パスタやステーキなどにかけるゴルゴンゾーラソースにしたり、
リゾットやサラダに使います。
しっかりとした歯ごたえのベーグルにも合います。
熟した洋なしや干し柿の上にのせて食べると、とても美味しいです。

チーズはたんぱく質やカルシウム、脂肪やミネラルなどが豊富に
含まれている栄養価の高い食品なのです。
ビタミンA、ビタミンBも含まれていますが、
残ながらビタミンCだけが含まれていません。

チーズのほかに、ビタミンCがたっぷりのお野菜と一緒にサラダで
召し上がると、完璧な栄養バランスになります。


  
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