ボジョレーヌーボーも解禁になりましたね！

今日は、世界でもっとも古くから利用されてきた果物「ぶどう」のお話です。

「ぶどう」は、世界で一番生産量が多い果物なんです。
因みに、第二位はオレンジ・みかん、第三位はバナナなんだそうですね。

秋になると、スーパーにもずらっと並ぶぶどうですが、
世界的にみると、生で食べるよりも、
ぶどう酒、シャンパン、コニャックなどの醸造用が
全生産量の80％近くを占めています。

次いで、干しぶどうに加工されます。

日本では、反対に90％が生で食べられていて、
残り10%が醸造用、干しぶどう用はありません。

ワインの国フランスでは、ワインにまつわるお祭りが数多くあります。
中でも、「栄光の三日間」という壮大な名前がついている
ブルゴーニュ地方最大のワイン祭りは、素晴らしいんですよ！！
その名の通り、三日間にわたって繰り広げられます。

毎年11月も第三、土・日・月曜日に行われるこのお祭り
一日目は、ワイン騎士団の入団式が行われ
二日目は、世界中のワイン商が集まるワインオークションが開催されます。
そして、いよいよ三日目は、収穫を祝う農家のために、大晩餐会が開催されます。

この晩餐会は、予約をすれば一般の方でも参加できるのですが
1～2年も前から予約する必要があるといわれるほど大人気です。
試飲を勧めるワインの屋台や、大道芸人などが繰り出し、
期間中、街は祭り一色に染まります。

いつか、行ってみたいですよね！
このお祭り！！
ワインをめちゃくちゃ飲んで、
大道芸人のパフォーマンスに拍手喝采を送り
飲んで飲んで飲みまくり～！！
こんな大きなお祭りでなら、ただの酔っ払いになっても
許してもらえそうな気がします（笑）

この「栄光の三日間」というワイン祭りが行われる
ブルゴーニュ地方、一体どの辺にあるのかと言いますと
パリの南東、TGVで二時間もかからない位置にあります。

ご存知、ボルドーワインと並び、世界的に有名なブルゴーニュワインの故郷です。
名産のワインのほかにも、エスカルゴ料理、シャトレー牛の肉料理と
ブルゴーニュには食の楽しみもいっぱいです。

最後におまけのお話です。
寒さが一段と厳しくなってくるこの季節
旅行が無理ならば、絵本で想像の翼を羽ばたかせてみてはいかがでしょう。

皆さんにも、思い出の絵本があると思いますが
私のお薦めは、「大きな木」という絵本です。

この本は、私のエッセイ「カバの夜明け」を手がけて下さった
共同文化社の編集者の長江さんが絶賛していた本で
一般的な子供向けの本とは、趣きを異にしています。

作者のシルヴァスタインは、口ひげとあごひげをいっぱいに蓄えて
一見ボクサーのようなスキンヘッド！
こわもてに似つかわしくないといったら失礼ですけれど、
ありったけの愛が溢れる物語です。

ある少年と大きな木の物語で、その木は、少年に自分のすべてを
与えつくしてしまうお話なんですね。
真実の愛のあるべき姿が、確かに描かれている、とても素晴らしいお話です。

それでは、みなさま、身体も心も風邪をひかないように
この冬も元気に乗り切りましょうね。

では、また来週！