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2006年7月21日

イタリアンジェラートのお話

今日は、イタリアンジェラートのお話です。

イタリアには、ジェラートの専門店が数多く立ち並び
大人も子供も、そして男性も、よくジェラートを食べます。

このジェラート専門店のことを、「ジェラテリア」といいます。
映画「冷静と情熱のあいだ」で、美しい町並みを見せていたフィレンツェには
“チボリ”という有名なジェラテリアがあります。

このお店は、ウフィッツ美術館から
ミケランジェロのお墓のある、サンタクローチェ教会へ
抜ける裏通りにあるんですが
レーガン元大統領も絶賛した味なんです!

チボリは80年代に行われたベネチアサミットの時に
フィレンツェに立ち寄ったレーガン元大統領が
「ここは、うまい!」と言ったことから有名になりました。

その後アメリカ人の観光客は、フィレンツェを訪れた時には
必ず行くとまで言われるようになりました。
ここのジェラートは、概ねあっさり仕上がっています。
ツウ好みではなく、誰もが美味しいと感じるポピュラーな味になっています。

でも、意外に地元フィレンツェの評判はあまり良くないんですね。
ここの味作りの特徴である「癖のなさ」が物足りないのか
あるいは、あまりに流行っている事へのやっかみも、
ちょっぴりあるのかもしれません。

ところで、イタリアには本当に沢山のジェラート屋さんがありますし、
その分種類も豊富なんです。
その中の一つに「タルトゥーフォ」というジェラートがあるんですが
これは、フランス語で「トリュフ」という意味です。
つまり、トリュフのジェラートなんですが、なんと贅沢なことでしょう。
世界三大珍味まで、ジェラートにしてしまうんですね。

1920年に誕生したトリュフのジェラートなんですが
すぐに評判になり、今やイタリアンジェラートの定番になりました。

そもそも、ジェラートは、どこで生まれたのかというと、
イタリアのシチリアで誕生したといわれています。

シチリアは、フルーツやナッツの宝庫で
搾るとトマトジュースのように赤い果汁になる、
タロッコオレンジをはじめ、豊富なフルーツや
ナッツとの出会いが現在のイタリアンジェラートになりました。

そのシチリアでは、なんと朝からジェラートを食べるんですっ!
シチリアでは、朝食にハンバーガーのように、
パンにジェラートをはさんで食べる習慣があるんです。
また、グラスにジェラートを入れて、
パンに浸して食べるという方法もあるんですよ。

そして、シチリア名物といって忘れてならないのが、
カッサータというジェラートです。

これは、アイスクリームをさらにカスタードの
アイスクリームで覆ったものなんです。

かなり、食べごたえがありそうですね。

「カッサータ」は、シチリアならではのジェラートなんですよ。

ところで、イタリアは美術館が多いですよね!
ウフィッツ美術館で見た、ボッティチェリの「春」
そして、「ビーナス誕生」は、思っていたより、
あまりに色が薄くてびっくりいたしました。
春は、メディチ家の依頼で描かれたそうで、
依頼主の奥さんが、この絵の中に登場しているんですよ。
確か、背中を向けて振り返っているビーナスがそうだったと思います。
それから、フランスのルーブル美術館で見た「モナリザ」も、
あまりに小さくってびっくり仰天。
というのも、他の絵が巨大だったからですね。

では、また来週!


  
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