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2005年7月15日

モーツァルトのお話

お砂糖は脳のエネルギー源!
ということで、スイートハートボックスでは、毎月一回、
頭脳明晰で、歴史に名を残した偉人を紹介しています。

今日は、 来年生誕250年を迎える「モーツァルト」をピックアップします。

モーツァルトとはギリシャ語で「神を愛する」「神に愛された」という意味です。
その才能は確かに神に愛されたとしか言いようがありませんね。

映画「アマデウス」の中で、印象的なシーンがあります。
モーツアルトのライバルサリエリが、彼の音楽よりも
モーツアルトが生み出した楽曲の方が、広く人々に知られていることに
嘆き、その時サリエリが、口ずさむのが、
かの有名な「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」なんですね。

モーツアルトは、誰にでも作れそうで、実は誰にも書けない、
そんな曲を作ることが出来た稀有な作曲でした。
もちろん子供の頃から、神童としてもてはやされた訳ですが、
彼の書いた楽譜には、ほとんど書き損じがありません。
苦悩の末、何度も書き直しの跡が見られるベートーベンとは、大違いなんですね。

そんなモーツアルトの妻、コンスタンツェは世に悪妻として知られていますが、
その理由のひとつに、彼女は、モーツアルトが亡くなった時に
体調不良を理由に葬儀に参列していないんです。
モーツアルトは、宗教上の階級により、共同墓地に埋葬され、
未だに、彼のお墓の位置が分からないのは、
彼の妻コンスタンツェの落ち度だといわれているんです。

彼は、本当はコンスタンツェのお姉さんアロイジアが好きだったんです。
彼女は、モーツアルトの最初の恋人でソプラノ歌手と言われていますが
俳優で画家のヨーゼフ・ランゲと結婚してしまいました。

これをきっかけに、モーツアルトは、急速に妹と親しくなります。
姉に比べ、地味で目立たないコンスタンテェの結婚を心配した母が
こんなとんでもない契約書を提示しますっ!!!

もしも、コンスタンツェを3年以内に妻としない場合は、
契約不履行で、毎年300グルデンを支払うこと・・・。
わわわ・・・。
こ、怖いですね・・。
この契約書にサインしなければ、コンスタンツェと会う事は許さない!

と、まぁ、彼女の母の、猛女ぶり?猛母ぶり?
はたまた、大変な戦略家の顔を覗かせるエピソードが残されています。

というわけで、モーツアルトは、まんまとこの契約書に
サインさせられてしまうことになり、
モーツアルトは26歳で、コンスタンツェと結婚。
その時彼女は19歳という若さでした。

ただし、彼女がとんでもない女だったかというと、
そうは思えない後日談があるんですよね。
コンスタンツェは、彼の死後何年かして、堅実な外交官と結婚するんですが、
彼女は夫を支え、よき妻で、しかも、モーツアルトが返せなかった借金を
夫と協力して、完済しているんです。
立派です。



  
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