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新旧問わず、映画の情報と映画音楽をお届けする30分間。不定期で、ゲストに映画俳優や監督、関係者をお迎えして、映画の話、撮影秘話、見どころを伺います。「鈴木舞」独自の視点で選んだ映画たち、この中からお気に入りの一本が見つかりますように。

2020/09/20 放送

2010年~2011年 この頃はコーナーとかあったのよ

続きまして、2010年~2011年。

この頃は「サウンドリレー」というコーナーをやっておりました。

 

「これからお送りします、映画音楽2曲・・・ふたつの映画には、ある共通点があります。

どんなつながりがあるのか、考えながら聴いてみてください」みたいな。

 

たとえば、「雨に唄えば」と「菊次郎の夏」!

このふたつの映画の共通点は?

 

こたえは・・・「主演 兼 監督」!

ジーン・ケリーと北野武さん、どちらも主演と監督をつとめております。

(ケリーは共同監督ですが)

 

で、リレーですから次の週にも続きます。

菊次郎の夏の音楽は、久石譲さん。

久石譲さん繋がりで、「魔女の宅急便」。

そこからさらにリレーするのは、「ティファニーで朝食を」。

 

魔女宅とティファニー、ふたつの映画の共通点は・・・

」!どちらの映画にも猫が登場しますね!

ちなみに、「ティファニーで朝食を」の公開当時、映画と同じ

オレンジ色の猫を飼うのが流行ったそうです。

 

・・・てな具合に延々リレーしていくのですが。

うまくリレーできる映画を探すのがめちゃくちゃ大変でした

毎週ひーひー言ってた記憶もありますが、それもまたいい思い出・・・

 

2010年に日本で公開された映画たち

左下にそろばんが写っていますが、

これは「武士の家計簿」のプレスパンフです。

そろばん型のケースの中に・・・
細長いパンフが!
じゃーん!

プレスパンフには、時折こういう楽しいのもありました。

 

青春恋愛映画の神様!

2010年にゲストに来て下さった三木孝浩監督。このときの「ソラニン」が初の長編作品でした。

そしてこの後「僕は明日、昨日のきみとデートする」や「坂道のアポロン」

「思い、思われ、ふり、ふられ」などを生み出していったわけですよ・・・!

 

ちなみにわたしはこの時「高良健吾くんにメガネをありがとうございます!」という

非常にアホな発言を開口一番かましたのでした。

「あっ、メガネ萌えなんですね!」と優しく答えてくださりありがとうございます監督。

 

 

 

2011年に日本で公開された映画たち

2010年と2011年には「SP 野望篇」「革命篇」が公開されました。

この時それぞれ、岡田准一さんがゲストに来てくださいました!

 

俳優さんや監督さんが映画のキャンペーンをする際は、

全国各地をまわって、それぞれの都市で沢山のメディアから質問を受けるわけです。

なので、「どの街でどこの局からどんな取材を受けたか」なんて、なかなか覚えていられないと思うのです。

(ちなみにキャンペーンの場合、取材をする側の人間が機材を持って取材会場に向かうケースも多い)

 

だから、野望篇から半年のインターバルをあけての取材の際、改めて番組の説明をしようとしたのですが・・・

「あ、覚えていますよー」と言われたときのわたしとディレクターの気持ちといったらもう!!!

 

その後、大河の撮影現場で岡田さんが

「スタッフの顔と名前を覚えるために、名前入りのスタッフジャンパーを作って配った」

というエピソードを聞いて、やっぱりなぁと思ったのでした。

 

・・・ところで。

SP革命篇の公開日は 2011年3月12日。東日本大震災の翌日でした。

この日にあわせて放送する予定が、震災の影響で番組は一回休みとなり・・・

 

翌週は、岡田准一さんと中川翔子さんのインタビュー二本立て という、

異常に豪華な放送内容になってしまったのでした(;´Д`)

ほんとは岡田さんの翌週に中川さんのインタビューの予定だったの・・・

 

 

そんなわけで、「塔の上のラプンツェル」から中川翔子さん。

ラプンツェル風のお洋服で来てくださいました!

 

このインタビューを収録した、すこし後に震災があって。

地震の直後は流石に映画館の客足も落ちたけれど、

でも、4月以降は「遊園地やお花見に行く気分じゃないけど、せめて映画館へ」と、

「非日常」を求めて映画館へ行くひとが増えたのだとか。

 

どんな状況でも元気をくれる。未知の世界へ連れていってくれる。

それこそが映画の醍醐味かと思います。

だから、だからこのコロナ禍も!がんばれ!負けるな映画館・・・!!!

 

ではではまた明日、2012年へ続く!

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