アンソロジーとのおつきあいは、むずかしい。
興味のあるテーマでも、たいていいくつかは「アアアアアー…」と読んだことを後悔してしまうような、
まぁなんというかちょっとわたしとは相性がイマイチかな!という話が入ってたりするもので、
パーフェクトに満足できるアンソロってなかなか出会えないものだと思うのですよ。
いや、わたしが好き嫌い激しいだけかもしれませんが。でもあるよね!そんな好き嫌い!
でもこちらのアンソロジーはたいへんまんぞくできました!
和菓子がテーマなだけに、読後感が「はーおいしかったおなかいっぱい!」みたいな!
日明 恩さん「トマどら」の、薄い飴衣にくるまれたフルーツが挟まれたどらやきとか、
近藤史恵さん「迷宮の松露」の、ミントティーとデーツを使った餡子によく似たモロッコのお菓子とか、
柴田よしきさん「融雪」の、宝石のようなイチゴをいれた赤と白のコントラストが映える泡雪羹とか、
ど…どれもくらくらするくらい美味しそう!たべてみたい!
と、いうわけで、今回の「一日一冊」はこちらのアンソロで締めさせていただきました☆
いよいよ本日19時から、本の虫の放送ですー!
今回のテーマは「読む秋食べ」。おいしい本にまつわるメッセージ、たっぷり紹介していきますよ~
ぜひぜひ、聴いてくださいませ!!!!