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AIR-G'にご縁のある“札幌出身 ドイツ ミュンヘン在住 ボサノバシンガー NILOさん”現地の生の声を定期的にブログ形式でお届けします。
札幌市の姉妹都市 ミュンヘンはCOVID-19とどう付き合っているのでしょうか。  

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ニロ from ドイツ

2021/12/07 放送

グーテンターク!ミュンヘンからNILOです!2021.12.7

もう12月!二転三転、厳しいドイツの冬です

みなさんこんにちは! ずいぶんとご無沙汰しています。

いかがお過ごしでしょうか?

 

割と普通に過ごせていた夏から、何度も規制が変わり、現在12月2日付のルールが最新ですが、ドイツも色々とややこしい状態になっています。

まずは、前回も簡単に説明した、3Gルール(geimpft, genesene, getestet)の頭文字を取ってのGですが、ワクチン接種済み、罹患後回復済み、テストで陰性証明を取得済み、をあらわします。

11月ごろまでは、この3Gルールのもと、ほぼ世の中が動いていたのですが、このところの感染状況の悪化(昨年の同時期をはるかに超える感染者)と、満床の状況を受けて、屋内に入る際のルールが、2G(ワクチン接種済みか、回復済み)に限られることになっていきました。

フランスは夏頃からほぼそのような措置を決めてワクチンパスがないと飲食店に入れなくなりましたが、最近では、オーストリアが国民のワクチン接種を義務化しました。

 

ドイツは長らくその姿勢は取らずに来たのですが、近隣国の中では割と低い摂取率(現在の日本より低いです)にも痺れを切らしたのか、ついに2Gルールと、それよりもさらに厳しい2Gプラスルールというものを設け、現在、コンサートやスポーツジム、バー(バーや飲食店も現在は22時までの時短営業)は、ワクチン接種か回復済みの証明にプラスして24時間以内の陰性証明が必要になりました。

 

事実上、非接種者のロックダウン(それでもワクチン接種を義務化とは言っていないのです)となっており、世間はやや疲れ気味の空気です。

 

12月2日付のバイエルン州のルール
現在のバイエルン州のルール


そして、さらに今週から、ワクチン非接種の人たちは、日用品や、生活必需品以外の店舗には、入れないことになりました。

もう少し、病床が空いて感染者が減れば少し緩和されますが、現在バイエルンでは、感染者が10万人中1000人を超える自治体も少なくなく、1000人を超えた場合は、ロックダウンしています。

現在、ワクチン非接種の人たちにとっては、生きづらい環境となっており、デモも頻繁に行われていますが、なかなか解決しません。

その点に関してはこだわりもない私としては、人々の分断していく様子が、ただひたすら辛いです。

 

何か、良い解決策はないのだろうかと、日々思いめぐらせていますが、本当にさまざまな意見がありすぎて難しいです。

 

 

寒さも厳しい

雪のドイツ

そんな状況ですが、この冬もとても寒さが厳しく、例年比べて早く雪が降り、そして積もっています。

感染大爆発はこの寒さの影響もあるのかなと思いつつ、規制を色々しても、まだまだ簡単に感染者が減るとも思えず、しばらくはこのままの状態でいくのだろうなと思います。

ちなみに私はワクチン接種済みで、どういう感じで行動できているかというと、飲食店の中で食事もできるし、抗原テストを受けて陰性証明をとれば、ジムと、コンサート、映画館、バーにもいけます。

それを思うと、去年の冬よりはずっと自由が効いているので、気分的には嬉しいのですが、世間の難しい雰囲気があり、気を遣う場面も多いため、心の底からは楽しめていないのかな、、、という気もしています。複雑です。

ちなみに今日から、お隣の州で、ブースター接種をすれば、2Gプラスのプラスの部分にあたる陰性証明を取る必要はなくなる、との決まりが出ました。いずれバイエルン州もそうなるでしょう。

しかし今、ミュンヘンは、ブースター予約がいっぱいで私にはまだまだ回ってきそうにありません。テストをしなくて良くなれば楽ですが、ワクチン摂取していようと、していまいと、テストをするほうが公平ではあると思うので、とりあえずは時間の調整をつけて、なんとかやっています。

このように日毎に色々変わるので、情報をチェックしなければなりません。

テストは一時有料となっていましたが、迅速テストに関しては、現在また無料に戻りました。

レコーディング

ライブも相変わらず難しく、状況によってはキャンセルなども続いているため、もう今年は、ステージに関しては仕事納めしたものと思っています。

その代わり、作る方を頑張ろうと思い、自分でも自分の作業部屋でレコーディング、先週は、フッセンのレコーディングスタジオで久しぶりにレコーディングしてきました。

フッセンとは、シンデレラ城のモデルである、ノイシュバンシュタイン城のある町です。

 

去年は、レコーディングスタジオも閉鎖されていたので、こんなふうに作品作りできるだけでもありがたいなと心底思いました。

 

 

 

そんなこんなで、世間がこのようになってから、もう2年が経とうとしていますね。

日本は、現在悪くない状況のようで、せめてそれを守れたらいいなと思っています。

 

このコロナ禍、楽しみだった仕事のキャンセル続きで、悲しい思いもしましたが、月に一度の配信ライブが定着したことは何よりの収穫でした。

今年もたくさんの方に、海を超えて支えていただけたことに、心から感謝しています。

きっと、来年こそはお目にかかれますように。

 

今年最後のツイキャスライブ、にろの部屋は、
12月26日、21:30-(日本時間)です!

https://twitcasting.tv/nilo_co

 

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