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GUEST
2016/02/25 放送
今日は人形劇師の沢則行さんのインタビューをお送りしました。
札幌市中央区にある中島公園。すすきの側の入り口の近くに、人形劇の劇場「こぐま座」があります。
実はここ、日本で最初に作られた人形劇場だって知っていましたか？
来月ここで、素敵な人形劇が上演されます。
沢さんは小樽出身、チェコのプラハ在住。
オリジナルの人形劇を制作してお芝居を作っています。
3月5日(土)・6日(日)と「こぐま座」で、沢さん作・演出・美術を担当する人形劇「モイモイ・オーシャン・パラダイス」が上演されます。
小樽で実際にあった出来事が元になったお話しだそうです。
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80年前に小樽のオタモイ岬に2人の男が中心になって作ったテーマパークがあったそうです。
東京のお寿司屋さんで修行した後に、小樽でお寿司屋さんを経営した加藤秋太郎さんの実話を人形劇化。
小樽にやって来た秋太郎さんは自然はあるけど、観光で楽しめる場所がないと思い、
地元の人も観光客も楽しめるテーマパークを作ります。
断崖絶壁には「龍宮閣」なる料亭を建設。
戦争が終わり、世の中も安定してきたところで遊園地再開へ動きだしました。
しかｈしその矢先に、なんと龍宮閣が火災にあってしまいます。
崖の上なので、消防車が来れるはずもなく全焼し、テーマパークはそのままなくなってしまいました。
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沢さんは何か面白い話でもあるんだけど、何が面白いんだろうかと周りの人に聞いたところ、
「今は跡形もないところ」という答えが多かったそうです。
今は幻みたいになっているところが面白いのかなと言っていました。
人形劇はファミリー向けなので、滅びの美学を伝えるのは難しい、
ストーリーは明日へ向かう希望や明日も頑張ろうと思えるエンディングになっていると話していました。
「モイモイ・オーシャン・パラダイス」は3月5日(土)・6日(日)と「こぐま座」で上演されます。
5日は午後2時と夜7時。6日は午前11時と午後2時の2回公演。
前売り料金は、5歳以上高校生まで600円。18歳以上の大人が1000円。親子ペア券は1300円です。
定員に限りがありますので、興味のある方はお早めにお求め下さい。
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