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GUEST

2017/01/09 放送

1月9日のゲスト:パーソナルトレーナー&栄養士・五十嵐志帆さん

月に1回、パーソナルトレーナー&栄養士の五十嵐志帆さんをゲストに迎え、エクササイズと栄養のお話を伺っています。

今回は「腸活エクササイズ」

年末年始にたくさん食べ飲みして体重が増えてしまったー! という方も多いのではないでしょうか。 今日のエクササイズは腸の働きを良くして、お通じを快調にし、お腹に余計なものを溜めないようにする『腸活』エクササイズです。

腸を動かす手のひらマッサージ

足裏にはたくさんのツボがあるということはご存知の方も多いかと思いますが、実は手のひらは「人体の縮図」と言われるように、人の体の各部位に関わるツボが集まっているんです。

例えば中指の先は頭、そこから少し下がって首、付け根は肺、心臓に関係していて、人差し指と薬指は腕、親指と小指は脚に関係しています。
手のひらは上からほぼ順番に各臓器の位置に対応しているので、例えば胃がキリキリ痛む時は手のひらの真ん中より少し上を押してあげると痛みが緩和されることがあります。

まず、左右どちらでも良いので、手のひらの真ん中をじわーっと3秒くらいかけて押します。
この時息は穏やかに吐くようにしましょう。
次に、そこから少し押す位置を下げて、またじわーっと押します。
このように押す場所を徐々に移動させながら、手のひらの半分から下に「の」の字を描くようにクルっと押していきます。

呼吸を意識して息を吐きながら押すことを忘れないでください。
もし痛い部分や硬い部分があれば、そこは腸の中でも動きが滞っていたり血流が悪くなっている部位なので、少し長めに押すと良いですね。
左右どちらも鏡文字にはせずに「の」の字方向に押します。

壁押し上体ひねり

大腸周辺を通っている腸腰筋という筋肉や、腹斜筋(お腹の側面の筋肉)を鍛え、腸の動きを良くするトレーニングです。 まず壁に向かい合って立ち、両手を肩の高さにつけます。背筋をピンと伸ばし、左足(左膝)を腰の高さまで上げます。 両腕で壁を軽く押しながら、左の腰をひねり、持ち上げた左脚を右側にパタンとツイストします。

肘は軽く曲がって大丈夫です。 膝を上げて腰をひねった状態をキープしたまま10秒間キープします。 呼吸は深く行い、息を止めないように気をつけましょう。この時、両肩は正面を向けたままひねらないように、お腹だけをしっかりツイストさせます。
背中が丸くなると腹筋が緩んでしまうので、 背筋はピンと伸ばして、腹斜筋というお腹の横の筋肉に意識を向けましょう。 10秒キープしたら、反対も同じように行います。

葉物野菜で腸内の善玉菌を元気に!

皆さん、七草粥は食べましたか? 七草粥というと7種類の葉を入れたお粥ですが、 実はこれらの葉物野菜には腸内細菌の善玉菌の働きを良くするためのある成分が含まれているのです。

それは、「スルホキノボース」という糖の一種です。 昨年、葉物野菜には腸内の善玉菌の増殖を助ける「スルホキノボース」と呼ばれる糖が豊富に含まれるとの研究報告が、オーストラリアのメルボルン大学から発表されたんです。 スルホキノボースは硫黄を含む糖分子で、葉物野菜の葉緑体に含まれています。
人間の腸内にいる大腸菌のような善玉菌は、葉物野菜に含まれるスルホキノボース糖を栄養分として増殖しているのですが、そのスルホキノボース糖を葉緑体から取り出すのには、 酵素が必要なんです。

その酵素を持っているのが腸内の善玉菌で、自らが出す酵素によって葉物野菜からスルホキノボース糖を抽出して餌にしているということが明らかになったんです。

つまり、葉物野菜を食べることで腸内の善玉菌が活発に働くようになり、悪玉菌の増殖・繁殖を抑制することができるようになるんです。

このスルホキノボース糖、緑色の葉物野菜全般に含まれているので、ぜひ日常的に 葉物野菜を摂っていただきたいです。

具体的には、ほうれん草、小松菜、チンゲン菜、 ブロッコリー、三つ葉といった緑の濃い野菜から、大根の葉、セロリの葉、 カブの葉なども捨てずに食べるとよいですね。

キャベツや白菜、レタスといった淡色の 葉物にも含まれています。

糖なので、ビタミンと違って加熱による損失はないのですが、水で茹でることによる 水溶損失はまだわかっていないので、茹でた場合は茹で汁も一緒に摂ることをお勧めします。

緑たっぷり善玉菌イキイキチヂミ

葉物野菜をたくさん摂れるお料理として、『緑たっぷり善玉菌イキイキチヂミ』をご紹介します。

【材料】☆生地:ニラ1/2束、ほうれん草1/2束、長ネギの緑の部分2本分、かまぼこ80g、水180cc、大豆粉大さじ8、かたくり粉大さじ4、ごま油大さじ1
☆タレ:醤油大さじ3、酢大さじ1.5、ラー油数的、すりごま小さじ1
【作り方】
①ニラは4cm幅、ほうれん草はザク切り、長ネギは小口切りにする。
②かまぼこと水をミキサーに入れて撹拌し、トロリとしたかまぼこ液にする。
③①、②、大豆粉、片栗粉を菜箸で混ぜて生地を作る。
④ごま油を敷いたフライパンを熱し、③の生地を均一に広げ上からフライ返し等で押し付けながら焼く。片面焼けたら裏返し、反対の面も焼く。
⑤食べやすい大きさにカットし、タレをつけて食べる。
つなぎにお正月に余ったかまぼこと水をミキサーでペースト状にしたものを使うことで、塩やだしを入れなくても味がつきます。
また、腸壁に癒着しやすい小麦粉ではなく大豆粉を使うことで、腸に優しいチヂミになっています。
(大豆粉を小麦粉に変えると生地のしっかりしたチヂミになります。)


☆イベント情報

『お腹スッキリココロもスッキリ!腸活講座』 日時:2月15日(日)12時15分〜13時45分 場所:酒舗「七蔵」札幌市中央区南8条西23丁目4-11 参加費:2,500円(事前振込、3日前からキャンセル料発生します0 内容:①お腹スッキリ美腸エクササイズ(くびれ作りにも効果的!)    ②腸内をデトックスし、ココロとカラダを整えるヘルシーランチを食べながら、腸とココロ、カラダ、脳との関わりについてのお話をします。 お申し込み:「ラファール」Facebookページより。

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