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2012年11月7日

ガラス体験~芸術?の秋

今年の秋は、おかげさまで
とうきび・ジャガイモ・カボチャ・・・
ニセコで食欲の秋を
堪能させていただきました♪
紅葉の中、トレッキングにも行って
スポーツの秋も満喫♪
有島武郎のおかげで、読書の秋も楽しみ、
残るは、芸術の秋!

考えてみれば
ニセコには、移住してきた
アーティストや作家さんが大勢いらっしゃいます。
静かだし、眺めもいいし、
やはり“ものづくり”に適した環境
ということでしょうか?

そんな中から今回私が訪ねたのは
ニセコ町曽我の『がらすギャラリー童夢』
の北島雅子さん。
13年前に東京から一家でニセコに引越し、
工房兼ギャラリーで『サンドブラスト』
のガラス作品を作っていらっしゃいます。

サンドブラストというのは『砂を吹き付ける』
という意味で、昔から工業の世界では、
砂で”削る”ことはよくあったんですって。
それが近年は、ガラス工芸としても
発達しているのだそう。
色ガラスに硬い粒子の砂を吹きつけて
色を削り落とし、模様を作ります。

美しい!!!



北島さんが作る作品は、
花びら一つ一つの色合いが変わっていたり、
グラデーションも微妙で、
そもそも絵柄が細かい☆
30年以上サンドブラストに取り組んでも
飽きないそうです。

サンドブラスト、体験させていただきました。

材料は、透明なガラスに色をかぶせて
2重にしたもの。
(グラスの大きさや色は選べます)

このグラスにデザイン画を描いた
シールを貼り
カッターで切って絵だけを残します。

この作業、かなり集中してしまいました。
私はデザインモチーフを使いましたが、
オリジナルの絵や字でもOK♪

そこに、コンプレッサーで
シャーっと砂を吹き付けると
あら不思議。

残した絵の部分以外は
色が削れて白っぽくなっていきます

(北島さんと、右奥が
 砂を吹き付けるコンプレッサー)
できあがりは、近くで見ると
かなり粗雑なのですが、
遠目で見ればそれなりでは?

触ると模様に沿って、
でこぼこしているのが分かります。

色が落ちていって絵の部分だけ
色が残ります。
初めはコンプレッサーの操作に
こわごわでしたが、何ともおもしろい、
生まれて初めての感覚でした☆

右が最初のグラス
左ができあがり♪
北島さんの所は、奥様・ご主人・娘さん、
と一家3人が、このサンドブラストを
されてます。
コップたちも、小学生のお孫さんたちが
ふだん、ミルクやお水を飲むのに
使っているとか。

ちょうど私が伺った日、娘さんは、
ご近所に生まれた赤ちゃんへの
お誕生日プレゼントを製作中。
名前や生まれた日、体重などを
かわいくデザインしてあって、
とっても素敵!
サンドブラストはカッターが使えば
どなたでもできます。
とっても楽しいです♪
魅力にはまって遠くから習いに
通う方もいるとか。
その気持ち、分かります。
私も、もう一度やってみたい!


2012年10月31日

生デンプンの焼きデンプン

ニセコ町・佐々木信夫さんの生デンプン

今日の放送前に
焼いて食べてみました。

フライパンよりホットプレートの
方がきれいに焼ける気がします。

何度かやっているうちに
焼き方のコツが分かってきました!

1回1回水をつけること!

そうするとぺろーんとキレイに
むけました。
写真だとあまりおいしそうでは
ないのですが、
食べるとモチモチ度がすごいです♪


私がきなこたっぷりつけるのが
おいしかったです。
ごちそうさまでした♪

今のところ、道の駅ニセコビュープラザに
在庫があるそうです。

2012年10月31日

懐かしき、生デンプン

10月も終わり。
冬が近づいてきましたね。

ニセコでしか手に入らない貴重品・・・
また一つ、発見しました!

☆☆☆生デンプン☆☆☆ 

そもそも”デンプン”って、
小学校の理科の時間以来、
私の日常では使わない言葉でした。
道内では普通に使うみたいですね。
片栗粉も、袋を見ると
中身は(一般的に)じゃが芋デンプンでした。

デンプンって、片栗粉以外にも
はるさめになったり、、
かまぼこや竹輪、ブドウ糖、化粧品・・・
そして昔はなんと火薬の原料にもなったとか!

普通のデンプンはどろどろにしたじゃが芋を
水にさらし、乾燥させますが、
乾燥せずに作られるのが生デンプン☆

この時期、道の駅ニセコビュープラザにも
登場します。
(ただし作り手が少ないので
いつもあるとは限らず)
見た目は、豆腐か大きな石鹸みたい。
真っ白の塊。
持ってもずっしり。

塊のまま、フライパンなどで焼くと、
焼けた所だけぺろーんとむけます。
 そこをはがして食べる
→また焼いて向いて食べる
の繰り返し。

モチモチでおいし~い☆☆
材料はじゃが芋と水だけ。
添加物なし!
素朴な味です。

基本は砂糖や砂糖醤油をつけておやつに。
他にきなこやゴマ、黒砂糖などをつけても。
チーズとかもいけるかも?

昔はどこの農家さんでも作っていましたが、
手間がかかるので、今はニセコ町でも
数人しか作ってないそうです。

そのお一人、佐々木信夫さんに
お話を伺いました。
佐々木さんのお話、
すごくすごく面白かった!
大正時代~昭和40年頃まで、
ニセコには、デンプン加工場が
多いときには100近くもあったとか。
じゃが芋をそのまま出荷するより
デンプンに加工した方が
よい収入になる、との事で、
農家の皆さんが作っていたんですって。

これは佐々木さんが現在、庭で使っている
小さい機械。
(今は電動ですが、昔はなんと水車で
 機械を動かしていたとか!)
洗った後、この機械で皮ごと
すりつぶします。
水を加えて沈殿させ、浮いてきたものを
取り除き、また水を加えてかきまぜて
沈殿させ・・
を繰り返すと白いキレイなでんぷんの
できあがり!
大きな工場ができて、農家さんの
小さな加工場は、みんなやめて
しまったそうです。

でも『懐かしい!』『他では食べられない』
と函館や小樽から
求めに来る方もいるとか。

佐々木さんによれば、
薪ストーブの"おき火の所に入れて
周りが狐色になったのを、
炭を払って
むいて食べるのが最高だとか☆☆☆

フライパンより分厚く
むけるんですって。
佐々木さんは黒砂糖派でした。

こちらはデンプン煎餅(ゴマ入り) 
軽い食感♪
デンプン煎餅は道内各地で
売られているみたいですね

******
失敗した料理もデンプンでとろっとさせると
なんかまとまりが出る、と思ってたけど、
デンプンって歴史が深いんですね。
さすが北海道!


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