AIR-G' FM北海道
MIKAKO's ウイークリー~林美香子
2014年11月29日  0:00
“丹波篠山(たんばささやま)”&スローな休日(74)
兵庫県の丹波篠山に行ってきました。
篠山城跡を中心に伝統的建造物がたくさん残り、日本らしい風情のある
町並みが続いています。
古い郵便局を改装したギャラリーやカフェ、保育園だった木造の建物を
利用した工房などじっくりと歩きたくなる町です。
篠山にあるまちづくりグループ「一般社団法人 ノオト」が空き家活用事業や、
スローフード事業に熱心に取り組んでいます。
ノオトが取り組んだ古い農家を再生して宿泊施設にしている「集落丸山」を
みてきました。全戸12軒の小さな集落にある2軒の古い農家を
その良さを生かしながら現代的なインテリアに改装したとても素敵な場所。
昔ながらの五右衛門風呂も残っていました。

さて、篠山の名物料理といえばイノシシ肉を使った牡丹鍋。
ここが発祥の地だそうです。
町のあちこちにイノシシのオブジェもあってびっくりしました。
牡丹鍋の味付けはお店によって「白味噌ベース」「赤味噌ベース」など様々。
バーベキューのように焼いて食べる焼きボタンも人気です。
「篠山ジビエ」というフリーペーパーを見ると、「いのししカレーパン」
「いのししソーセージ」など新しイノシシグルメもあります。
観光の目玉として、「湯上りで牡丹鍋」「遊んで牡丹鍋」という
キャッチコピーで様々なプログラムも紹介し、
力を入れているのを感じました。

スローな休日 (74)

当別町「パン工房 デュパン・ノア」

スウェーデンヒルズの住宅街の一角にある小さなパン屋さん。
シェフの高橋いづみさんは
「パンは愛情をかけるほどきちんと答えてくれます。
そんなパンをいろいろな人たちに楽しんで食べてもらいたい」と
2010年にオープンしました。
道産小麦や自家製の天然酵母などを使い、ジャムやあんこもできるだけ
北海道産にこだわっています。
一番のおススメはクランベリーとくるみの入った「クランベリーノア」です。

2014年11月22日  0:00
“11月23日は「お赤飯の日」”&スローな休日(73)
11月23日は「お赤飯の日」。
北海道のお赤飯はアズキではなく、甘納豆を入れた甘いお赤飯が
多いですよね。
蒸してつくるのが本式ですが、炊飯器で炊きおこわにしたり、また最近は
レンジで手軽に作る方も多いようです。
レンジで簡単にできるお赤飯を紹介しましょう。
材料は、もち米 1合・甘納豆 50g・水 170㏄・ゴマと塩 少々
・食紅少々。

作り方
1.耐熱容器に洗ったもち米と分量の水、食紅少々を入れ1時間ほど
  付けておきます。
2.表面を平らにならしラップをかけ、600Wのレンジで5分加熱した後
  軽く混ぜ、もう一度ラップをかけ3分加熱します。
3.甘納豆を混ぜてからラップをしっかりかけて5分ほど蒸らし、ゴマと塩を
  かけて出来上がり。

北海道産の「はくちょうもち」や「きたゆきもち」でつくってみて下さい。

スローな休日 (73)

札幌市中央区 デミグラス・ハヤシライス専門店「フェルム ソレイユ」

1週間かけてじっくり煮込んだデミグラスソースにトマトを加えて
さらに1週間煮込んだのが「オリジナルハヤシライス」。
凝縮されたお肉や野菜のコクと、トマトの甘みや酸味がたまらない
おいしさです。
一番人気はさらにもうひと手間かけた「熟成黒ハヤシライス」。
上にのせたふわふわのオムレツと良く合います。
また、冬季限定の煮込みハンバーグもあります。

2014年11月15日  0:00
“大樹町で水牛モッツァレラチーズ”&スローな休日(72)
水牛のミルクでつくられる「モッツァレラチーズ」は濃厚でミルキーな
味わいと風味の良さから、高級食材として人気があります。
日本の水牛は戦後農業の機械化によって姿を消したため、
国内で生産されているモッツァレラは、牛のミルクがほとんどです。
そんな中、十勝の大樹町に日本唯一の水牛の牧場、大樹農社「湖水地方牧場」
ができ、水牛モッツァレラの生産を始めました。
先日、札幌市内のイタリアンレストラン「イルピーノ」で試食会が行われ、
フレッシュチーズを目の前でちぎって丸型につくった出来たてを
いただいてきましたが、濃厚でおいしいもの!
牧場では今、10頭の水牛が放牧されていて、そのミルクからつくられた
モッツァレラの名前は「湖水地方の真珠」という素敵なネーミング。
そのまま食べたり、オリーブオイルやコショウをかけて、また
トマトとの組み合わせもおいしいです。
イルピーノのメニューでも味わえますよ。

スローな休日 (72)

札幌市厚別区「ベッカライ・ドルフィー」

JR新札幌駅の高架下にあり朝8時半のオープンから多くのお客様で
賑わっています。
北海道産の小麦とライ麦を使い、自家製のサワー種で焼き上げる
ドイツパンは噛めば噛むほど豊かな味わいです。
日替わりで焼くドイツパンのひとつ「フロッケンブロート」はライ麦が
70%、表面にはライ麦の押し麦がたっぷりのっています。
ビールのおつまみとしてもおいしい、プレッツェルも人気です。

2014年11月8日  0:00
“イタリアの農業を巡る旅”&スローな休日(71)
スローフード発祥の地、イタリアに食育や食文化の視察に行ってきました。
イタリアは有機農業が盛んで、アグリツーリズモと呼ばれる農家民宿や
農家レストランも人気があり、田舎がとても元気な印象です。
トリノで訪れた、週末だけ開かれる農家レストランは満員のお客さま。
5組の農家ではじめたアグリツーリズモで、オーガニックにこだわり
野菜、果物の栽培、ピエモンテ牛の飼育などをしています。
ジュースやハム類など様々な食品加工もしていて、日本でいえばまさに
6次産業化の成功例です。
ナポリでは2か所の教育農場を視察。
健康づくりや地域の産業として農業を子供たちに伝えようと、行政も力を
入れています。
幼稚園児がぶどうを摘んで郷土菓子のタルトをつくっている所を視察
しましたが、みんな白いシェフ帽子をかぶってヤル気満々。
先生やボランティアのお父さん、お母さんも楽しそうでした。
イタリアワインの助走といわれる「バルバレスコ」をつくっている村にも
行ってきました。
イタリアでは原産地呼称制度がしっかりとあり、「バルバレスコ」は、
ピアモンテ州のバルバレスコど3つの村でつくられています。
バルバレスコの人口は、700人ほどですが、何度年間70万人もの人が
ワインを楽しむワインツーリズムで訪れ賑わっています。
お隣の「ネイヴェ村」にあるワイナリー「チェチリアモンテ」は
女性がオーナーのオシャレなワイナリー。レストランに嫁いだのを
きっかけにブドウづくりをはじめたそうです。
素敵なデザインのテイスティングルームで、広々としたぶどう畑を
眺めながらのテイスティング。最高に幸せな時間です。

さて、11月15日(土)午後1時30分から、北大農学部で
ワインツーリズムの可能性をテーマにしたシンポジウムが開かれます。
私もパネラーで参加します。興味のある方は、農都共生研究会のHPにも
掲載していますのでチェックして下さい。

スローな休日 (71)

芦別市「レストラン ポロ」

オーナーシェフの岡 靖彦さんは、フレンチとイタリアンの両方を
修業した経験から、2つのテイストを加えた西洋料理を手頃な価格で
提供して人気を集めています。
バジルやミントなどのハーブ類は自分で栽培している岡さんは、
地元の生産者の皆さんにアドバイスをしながら芦別産の西洋野菜をふやして
いきました。「花ズッキーニのフリット」など、芦別産の野菜を使った
おいしいメニューがいろいろです。
地元の人たちに愛されるお店です。

2014年11月1日  0:00
“おにぎらず”&スローな休日(70)
「おにぎらず」って何?って思った方、「おにぎり」が”握る”なら
「おにぎらず」は”握らない=にぎらず”なのです。
ごはんをのりでクルリと巻いただけの食べ方。
手を汚さずに簡単にできるというのが人気のようで、ネットなどで
話題になっています。
元々は、漫画の「クッキングパパ」が発祥。
焼きのり、寿司のりなど大型の全形サイズののりをそのまま使います。
のりを広げ、その上にごはんをたいらにのせ、お好みの具(ハム、鮭など)
をのせ、四隅を折りたたんで風呂敷包みにして出来上がり。
また、全形のりを半分に切って、そののりの上にごはんをのせて具も重ね
半分くらいのところでパタンと折ってつくる方法もあります。
具はおにぎりに入れるものや巻きずしに入れるものなら何でもOK。
焼き肉とかフライ、ハム、スライスチーズなどはハサミやすいですね。
また、いり卵とレタス、キュウリの薄切りなどサンドイッチの具
のようなものもあいます。
「おにぎらず」…というネーミングも面白いですね。

スローな休日 (70)

札幌市清田区「G-cafe」

住宅街の中に突如あらわれるツタに覆われた建物はアンティークな
雰囲気です。
自宅1階を改装して始めた自然食のカフェと雑貨の素敵なお店。
出来るだけ体に良いものをと、素材を丸ごと食べることで素材の持つ
生命力をあますことなく取り込む「ホールフード」の考え方を
実践しています。
看板メニューの土鍋カレーは、皮ごと煮込んだたっぷりの野菜と
香り豊かなスパイスの力がおいしく、人気があります。

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プロフィール
林 美香子
林 美香子
4月12日生まれ 牡羊座 B型 札幌市出身

北海道「スローフード&フェアトレード研究会」の代表、農林水産省「食と農の応援団」メンバーも勤めてます。
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