AIR-G' FM北海道
MIKAKO's ウイークリー~林美香子
2013年6月29日  0:00
“野菜のだし「ベジブロス」”&チーズを探して(65)
ベジブロスという言葉、ご存知ですか?
野菜のベジタブルと、出汁を意味する「ブロス」を合わせた言葉で、
野菜のへたや皮、切れ端などの普段捨てているところで作るダシで
今、話題になっています。
普段捨てている部分は料理をおいしくする成分の宝庫。
例えば、ニンジンの皮にはうまみ成分のグルタミン酸が実の部分の
1.5倍も含まれています。
さらに、ベジブロスの栄養成分による健康効果も期待できます。
ベジブロスに使う野菜の皮やヘタは有害な物質である活性酵素を取り除く
成分が多く含まれています。
ニンジンの皮にはカロテンが実の2倍、タマネギの皮には抗酸化作用が
バツグンのケルセチンが食べる部分の5倍も含まれています。
作り方はとても簡単。
野菜の切れ端やヘタ・皮などをためておいて300g位になったら
水でよく洗い、鍋に入れて水1リットルと日本酒小さじ1を加え弱火で
20分位煮ます。
これをざるで濾して出来上がり。冷蔵庫で3日間ほど保存できます。
野菜の出汁ですから、おみそ汁、スープ、シチュー、煮物などに使えますし、
カレーを作る時も、水の代わりにベジブロスを使うと、コクのあるカレーに
仕上がります。
ベジブロスピクルスもおススメ。ベジブロス200㏄、酢 100㏄、
砂糖 大さじ1、塩 小さじ1を混ぜ合わせます。
野菜は大根、きゅうり、にんじんなどをスティック状に切り漬け込みます。
マイルドなピクルスに仕上がりますよ。


◆チーズを探して (65)

札幌市「チーズプリーズ北海道」

さっぽろ地下街ポールタウンにある道産ナチュラルチーズの専門店です。
食べやすいフレッシュタイプからハード系、ウォッシュタイプまで
常時100種類以上取り扱っています。
ガラス越しに見える店内の熟成庫には大きなホール状のチーズが
ストックされ、好みの分量を切ってもらうことができます。
人気のチーズバイキングのコーナーには、一人分の手ごろなサイズに
カットされたチーズが並んでいます。
HPではネット販売もしていますのでチェックしてみてください。

2013年6月22日  0:00
“鳴子温泉の農村風景”&チーズを探して(64)
東北宮城県大崎市の鳴子温泉のひとつ「川渡温泉」の
“山ふところの宿 みやま”に行ってきました。
美しい農村風景の中にあるのんびりと落ち着けるこの宿。
地域の人たちの会合やコンサートにも使われているゆったりとした
ラウンジは近くの金山町でとれる金山杉をふんだんに使った素晴らしい
空間です。
ラウンジの外に広がる畑や林の風景も懐かしさを感じます。
昔からある湯治を現代風にアレンジした「現代版湯治」にも力を入れており、
「湯治クラインガルテン」といって、貸し農園で農作業をすることもできます。
自炊をしながら湯治ができるようにと、部屋には小さなキッチンも
ついています。
「みやま」を訪ねたのは3回目ですが、いつも一泊なので、今度こそ
ゆっくり滞在してみたいなと思います。

その「みやま」で一ケ月に3日間だけオープンするおしゃれなカフェ
「里山カフェ」。
Uターンで仙台に戻った若い女性二人が鳴子の里山にほれ込んで
ユニットを組みケーキ作りの腕を生かしてオープンしています。
鳴子や近郊でとれた食材を使ったケーキやお茶など地産地消に
こだわっていてほっこりとした雰囲気にも癒されます。
里山の景色を楽しみながら雰囲気の素敵なラウンジでゆっくり過ごす
カフェタイムも最高です。

◆チーズを探して (64)

黒松内町 「アンジュ・ド・フロマージュ」

ブナ林に囲まれた牧歌的な風景の中にある工房は、元牛舎を利用した
ゆったりとした空間です。
札幌でケーキサロンを営んでいた西村聖子さんが仲間の皆さんと移住し
ヤギを育てながら、チーズの製造販売をしています。
いろいろなタイプのチーズがありますが、中でも評判が高いのが
「リヴィエール・ルージュ」という牛のウォッシュタイプ。
深みのある味わいが魅力です。

2013年6月15日  0:00
“女性向け農作業服”&チーズを探して(63)
ようやく本格的なガーデニング&農作業シーズンになりましたね。
女性の皆さんはどんなファッションで農作業をしているのでしょうか。
プロ向けの作業服専門店「プロノ」では、色鮮やかなストライプの
サロペット、水玉やハート模様の腕カバーなどが、プロの農家ばかりでなく
ガーデニングファンにも人気で、売上高40%UP だそうです。
5年前に恵庭など農家の多い地域に出店した際に、利用客の声を調査して
商品開発に取り入れた成果だそうですよ。
ヒット商品のひとつ「ふぁーむブーツ」は、しゃがみこんだ時に
足にあたる部分のゴムをやわらかくするなど、長時間の農作業でも
疲れにくいように工夫してあります。色も、ピンク、オレンジなどが人気。
また、ジャンパーなどは日焼けから肌を守るためUVカット機能が
ついています。
機能性とデザインの両方を追求した農作業服・・・最近ではインターネット
通販でも人気があるそうですよ。

◆チーズを探して (63)

函館市「北海道乳業」

主に道南地区でつくられている牛乳を原料に、様々な牛乳、乳製品を
製造しています。地元のお菓子屋さんから
「原料で使っているチーズを地元産に切り替えたい」という要望を受け
開発したのはプロセスタイプの業務用クリームチーズ。
その後、ナチュラルタイプも発売しました。
函館空港などで販売しているお土産用の瓶入りのクリームチーズは、
塩分控えめ食べた時にとけるような口当たり。パンに塗ったり、
スモークサーモンで巻いたりいろいろと楽しめます。

2013年6月8日  0:00
“映画「奇跡のリンゴ」”&チーズを探して(62)
無農薬栽培のリンゴ農家 木村秋則さんの感動の実話を映画化した
「奇跡のリンゴ」が今日から公開になります。
絶対不可能とまで言われた無農薬栽培でおいしいリンゴをつくりだした
木村さん。
無農薬栽培を始めたきっかけは奥さん美栄子さんの農薬アレルギーでした。
妻を思う気持ちからスタートしたものの、失敗が続き、極貧の生活を
強いられますが、
11年にもわたる苦労の連続のあと美しいリンゴの花が咲き
実をつけるシーンでは思わず涙があふれてきました。
木村さん役の阿部サダヲさんは、人懐っこくてユーモラスなところが
木村さんにそっくり。
奥さん役の菅野美穂さんと演じる夫婦愛、そして前向きに生きる
たくましさにも感激します。
弘前でロケが行われたリンゴ畑の美しさも印象的。
モデルとなった木村秋則さんも親類の役で登場していますので
チェックしてみて下さい。
そして、この映画公開のタイミングで、無農薬無肥料で作物を育てる
自然栽培で、なぜおいしく育つのか、そのメカニズムを解き明かした本が
発売されています。
長年木村さんの畑に通っている、弘前大学農学部 教授の杉山修一先生の
「すごい畑のすごい土」。生きもののチカラを利用する自然栽培について
農業や生物学に知識のない人にもわかりやすく書かれています。
「すごい畑のすごい土」は、幻冬舎新書から出されています。

◆チーズを探して (62)

八雲町 「八雲ハンドメイドの会」

チーズづくりの楽しみを知った酪農家の女性を中心に
2005年から販売を始めました。
作り手の楽しさが伝わる「牛乳(ミルク)の華」は、フレッシュタイプと
セミハードタイプがあります。
プレーン、コショウ入り、とうがらし入り、ハーブ入りがあり、
地元の味として親しまれています。
また、チーズづくり体験にも応じてくれます。

2013年6月1日  0:00
“札幌黄”&チーズを探して(61)
札幌生まれの玉ねぎ「札幌黄」。
日本で初めてタマネギが栽培されたのは札幌。明治4年に開拓使が
アメリカから持ってきた種を栽培したのが最初でした。
「札幌黄」は対象から昭和にかけて道内のほとんどの産地で
栽培されていましたが、昭和50年代に入って、効率の良いF1種が
開発され札幌黄の生産は激減しました。
また、札幌では玉ねぎ畑の宅地化が進み、玉ねぎの生産量も
大きく減少してしまいました。
何軒かの農家が細々と作り続けてきましたが、最近の地産地消運動の
高まりやスローフード運動の「味の箱舟」の認定を受けたことから
再び脚光を浴びるようになりました。
炒めると甘みを増すなど、味の良さから根強い人気があります。
先日この札幌黄の苗を買ってきて我が家のコンテナガーデンで
栽培を始めました。
タマネギの香りで虫よけ効果もあるそうで、ミニトマトのそばに植えました。
ちゃんと育つと良いのですが…。

◆チーズを探して (61)

八雲町 「八雲チーズ工房」

八雲町産の高品質な牛乳を原料に使い、牛乳の風味を残すチーズづくりが
つくり手の高橋さんのこだわり。
カマンベール、モッツアレラ、カチョカバロの3つのタイプを基本に
バリエーションを増やしています。
ヤギの飼育にも取り組み、ゆくゆくは「ヤギのチーズ」にもチャレンジ
したいそうです。

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プロフィール
林 美香子
林 美香子
4月12日生まれ 牡羊座 B型 札幌市出身

北海道「スローフード&フェアトレード研究会」の代表、農林水産省「食と農の応援団」メンバーも勤めてます。
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