2011年1月30日 0:00
“スープカレー”&こだわりの本棚(18)
札幌発祥のご当地グルメ「スープカレー」。
お店もどんどん増え、メニューの幅も広がっていますね。
例えば、スープの味もチキンスープ、エビスープ、和風スープ、
トマトベース、豆乳ベースなどいろいろあります。
入っている具材もチキンと野菜、ゆで卵が定番かしらと思っていたら、
納豆などもあります。
バラエティ豊かなところが、スープカレーの人気の秘密
なのかもしれません。
「意外においしい」と私が思ったのが、納豆スープカレー。
「風邪気味なので、お肉じゃない方が良いのですが…」と
言ったところ「それならば!」と言ってお店の方が選んでくれたのが
納豆カレーでした。
納豆とカレー…という衝撃的な組み合わせはインパクト大!ですが、
やさしい味わいのカレーでしたよ。
◆こだわりの本棚 (18)
杉 一浩 著 「フランス四季の色と美しい村」(木楽社)
仕事でフランスに転勤したのをきっかけに、週末にフランスの
田舎めぐりを始めたという著者。
その感動を美しいカラー写真とエッセイであらわしています。
赤・紫・青・緑など色彩別に美しい風景を紹介しています。
『赤色の風景』では、初夏の真っ赤なコクリコの原野や、
ブドウ畑の紅葉
『紫の風景』では、プロバンスのラベンダー畑。
食べ物やマルシェ、花の情報もいっぱいです。
2011年1月23日 0:00
“宮城の道の駅・山形の川の駅”&こだわりの本棚(17)
宮城・山形に行ってきました。
いずれも農家による地域づくりとして、直売所が頑張っています。
宮城県大崎市にある「あら伊達な道の駅」は、全国でも2番目
の売り上げを誇っています。
地場野菜を使ったレストラン、新鮮野菜や加工品などの農産物直売所も
あり、直売所では100軒の農家の商品を扱っていますが、
売り上げランクが低い人は別の人に売り場を譲らなくてはいけない
ルールとなっていてお互いに頑張る仕掛けになっているそうです。
山形県最上町で人気があるのは「川の駅 ヤナ茶屋 もがみ」。
川に「やな」を仕掛けて「鮎」をとるやな漁の仕掛けの
すぐそばにあります。
アユ料理や手打ちそばなどの食堂の他直売所が人気。
買物カゴも昔ながらの竹かごで風情があります。
役場で建てたのではなく、地元の建設会社がつくった…というのも、
素晴らしいなと思います。
◆こだわりの本棚 (17)
奥田政行 著 「人と人をつなぐ料理」(新潮社)
山形県鶴岡市の地場イタリアン「アルケッチァーノ」ヤ「イルケチァーノ」の
オーナーシェフ 奥田政行さん。
「食で地方はよみがえる」というサブタイトルのように、彼が庄内野菜を
生かしたイタリアンで地域を元気にしていく様子を描いています。
焼き畑でつくられる「藤沢カブ」との出会いや、そのカブを生かした
料理の話など様々なエピソードから、奥田さんと農家のつながりが
伝わってきます。
生産者との物々交換というスタイルで「アルケッチァーノ」の料理が
完成しているなど意外な話も登場しています。
2011年1月16日 0:00
“エシカル消費”&こだわりの本棚(16)
エシカル消費という言葉をご存知ですか?
「エシカル」というのは、倫理とか道徳という意味の英語です。
商品やサービスを選ぶときに社会貢献や環境を考えた物を優先した
消費行動が「エシカル消費」。
売り上げに応じてアフリカに清潔な水を供給するという
ミネラルウォーター「ボルヴィック」のキャンペーンで、
日本でも知られるようになりました。
エシカル消費は、手軽に社会貢献できる手段として女性をはじめ、
若者や男性にも利用が広がっています。
「エシカル消費」、どんなものがあるかというと、ベトナムに行って
ボランティアで植林をするツアーや、寄付付きの電子マネー「地域ワオン」、
また、洗剤などの売り上げの一部を「緑の募金」に寄付する仕組みも
あります。
居酒屋チェーンの中には、注文メニュー1品につき10円分を
アフリカの子どもたちの食費のために寄付するメニューを
導入しているところもあります。
こうしたエシカル消費、もっと広がっていきそうですね。
◆こだわりの本棚 (16)
岸朝子 監修 「食の地図」(帝国書院)
日本各地の味を楽しむ1冊。
各都道府県別の地図の中に、その土地の名産品や郷土料理、
ご当地グルメなどの情報が、美しいカラー写真と共にびっしりと
のっています。
特集として、名物粕屋朝市、食のミュージアムなど様々な角度から
食べ物を紹介しています。
「岸朝子さんと日本の食文化を訪ねる」の特集では、信州須坂で、
江戸時代の再現料理を楽しむなど各地の食にまつわる取り組みも
登場しています。
2011年1月9日 0:00
“お腹を引っ込めてダイエット”&こだわりの本棚(15)
年末年始はつい食べ過ぎ飲み過ぎてしまう。
この時期は日本中が「ダイエット、がんばらなきゃ」というシーズン
なのかもしれません。
でも、できれば楽にダイエットできないかな…というのが本音ですよね。
そこで、とっても簡単なものを見つけました!
1回30秒づつ、1日に3回おへそに力を入れてお腹をへこませるだけという
ダイエットです。
お腹をぐっとへこませることで、インナーマッスルを鍛え脂肪燃焼を
促進するダイエットです。
おへそを背中にくっつけるようなイメージでお腹をへこませると
良いそうですよ。
1回30秒 1日3回…なんか、できそうな気がしませんか?
◆こだわりの本棚 (15)
三浦 展(あつし) 著 「愛国消費」(徳間書店)
新しい消費の波は「ニッポン」だというマーケティングの分析を
多角的につづっています。
日本に生まれてよかったと考えている若者が98%もいる。
伊勢神宮にお参りする若者が増えている、また地元好きが増えているなど
興味深い話が続きます。
生活が西洋化しているからこそ、日本志向が高まっているとも分析
しています。
2011年1月2日 0:00
“滋賀の旅”&こだわりの本棚(14)
滋賀に行ってきました。
滋賀県の琵琶湖は1970年代から水質が急に悪化したこともあり
賀県では水質を高めるために環境にこだわった農業に取り組んでいます。
「eat ecoシガ~食べることで琵琶湖を守る環境こだわり農産物」
という認証制度も行っています。
農家が環境を考えてこだわって作る農産物を消費者が選んで食べることが
大切というのが「eat eco」です。
さて、滋賀県は古くからの郷土料理がたくさんある土地柄。
中でも「鮒ずし」が有名ですが、私が今回初めて食べたのが「赤コン」。
赤いこんにゃくです。
なぜ「赤こんにゃく」ができたかというと、何事にも派手好きな織田信長が
地味な色合いのこんにゃくに色素を入れて赤くつくらせたのが始まりと
されています。確かに、インパクトがあります。
唐辛子を入れたピリ辛のしょう油煮で食べることが多いそうで
、味付きの赤こんにゃくがお土産屋さんにも並んでいます。
豆料理では、滋賀風の「エビ豆」。琵琶湖でとれた小さなエビと大豆を
煮た料理です。他にも、琵琶湖で取れた物と畑の産物を上手に利用した
郷土料理がいろいろあります。
◆こだわりの本棚 (14)
根岸英一 著 「夢を持ち続けよう」(共同通信社)
「若者よ海外へ出よ」「元気をなくしかけたすべての日本人へ」と、
本の帯には書かれています。
ノーベル賞を受賞した根岸さんの、小さい頃から大学時代、アメリカでの
研究生活など人生の話。
またノーベル賞を受賞することになった研究の話、ライフスタイルなどを
つづっています。
「好きなことを追及する」「学問の原点は夢」と語り、またホームラン
ではなく、ヒットを1本1本重ねていくことの大切さも強調しています。
根岸さんならではのアドバイスが詰め込まれた1冊です。
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プロフィール
林 美香子
4月12日生まれ 牡羊座 B型 札幌市出身
北海道「スローフード&フェアトレード研究会」の代表、農林水産省「食と農の応援団」メンバーも勤めてます。
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林美香子のプロフィール
コピーライトについて
Copyright © 1997-2016 AIR-G' FM Hokkaido Broadcasting Co.,Ltd. All rights reserved.
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