soundWave ON AIR MUSIC

17:41 花 -Memento-Mori- Mr.Children

AIR-G'とは?

AIR-G'(FM HOKKAIDO)は、北海道で最初の民放FM STATIONです! 「AIR-G'」は、FM北海道のコミュニケーションネームです。

G'(Gee Greatの省略形)は、Gで始まるワードの省略形。 あなたはどんな言葉をイメージしますか?

SoundはImage、MusicはVisual 私たちは、airplayでこの共感の世界を広げていきます。

そして、「"Gee Great=なんて素敵・素晴らしいんだろう"と歓んでもらいたい」 そんな願いを込めたコミュニケーションネームが「AIR-G'」です。

 私たちの住む、ここ北海道には、まだまだ、知らない自然や文化、そして、歴史の魅力が一杯あると思いませんか。
知っているようで知らない「コト」や「モノ」の宝庫。まさに、北海道は宝島ですね。
 この番組は、毎週いろいろなキーワードについて、 北海道の自然が持つ魅力や不思議を
ゲストの方の お話を交えながら、楽しくゆったりとお送りするプログラムです。
 さて、今週はどんな宝物に出会えるでしょうか。 ぜひ、お聞きください。

  • 番組
  • ほっかいどう宝島

放送内容

2016/07/17 放送

今週のキーワードは<ホップ>。

お話を「サッポロビール(株)

バイオ研究開発部北海道原料研究センター長

須田成志さん」にうかがいました。

 

 ビールの原料の一つであるホップは、

バラ目アサ科カラハナ属に分類される

ツル性多年草の植物です。

和名は「セイヨウカラハナソウ」。

また、非常によく似た変種とされるのが

「カラハナソウ」で、これは北海道でも

自生しており、今も見かけることができます。

多少成分の違いなどもあり、

ビール造りに使われている方は

セイヨウカラハナソウのみだそうです。

 ホップの試験栽培は、明治9年開業の

「開拓使麦酒醸造所」に伴い

チャレンジされ、今の札幌中心部に

開拓使初のホップ園が設けられ、

適性・品質評価が行われていたという

記録が残されています。

きっかけとなるのが明治5年、

アメリカ人技士のトーマス・アンチセルが

岩内町で野生のホップ

(カラハナソウと考えられているようですが)

を発見したことから。

北海道の気候なら収穫可能だとみたのでした。

明治38、39年頃には苗穂、山鼻地区にもホップ園を開設。
 後に、上富良野町や東北地方、

長野県へと産地を拡げていきました。

最も多く栽培されていたのは昭和43年。

長野県以北で約8,300人の

ホップ生産者がいたそうです。

しかし、その後は輸入ホップに押され、

国内産は減少してきたのが現状。

現在、道内でホップの

商業生産をしているのは

上富良野町のみで、

4戸の農家で栽培が続けられています。

一方、ビール大麦の産地でもあり、

ホップと両方という全国的にも珍しいエリアなのです。

まるごと上富良野産原料で造られた

ビールも販売されていて、

町のセールスポイントにもなっています。

 ホップは雌雄異株の植物で、

棚からつるした紐に巻きつき

7~8mまで生長します。

雌花は生育すると松かさ状になり

「球花」と呼ばれています。

この球花を乾燥させたものをビールに使用。

その成分はビールの苦味に。

また、抗菌作用もあり、

発酵中の酵母以外の雑菌の繁殖を抑えます。

ビール中瓶で5~6個位のホップが使われているそう。

他、ホップには薬理的作用もあるそうです。
 平成18年には、サッポロビールによって

ホップ抽出物に含まれる

ポリフェノールの一種、

ホップフラボノールに

花粉症の症状を軽減する効果が

あることが突き止められました。

平成26年には、認知症の

予防効果があるという研究成果も

アメリカの科学誌に発表。

そう、世界的にもホップは

ビール以外の目的で利用される事が

ほぼ無いため、今までホップの研究は

あまりされておらず、明らかに

なっていない事も多いといいます。

「ビール以外にも貢献できる期待と

目標を持って研究を続けている。」と須田さん。

そして、最近のホップの品種開発では、

苦味だけではなく香りに大きく変化を

もたせたバラエティー豊かな特徴を

引き出す取り組みを進めているそうです。

「これがホップの違いなのだな~。」と

分かるようなビールを提案していくとのこと。

私達も香りに注目することで、

よりビールを楽しめそうです!

 「ホップは<ビールの魂>

<ビールの華>とも表現されるほど、

パンチのきいたスパイスでもあり、

味噌汁でいうと出汁。

無くてはならないビールの原料である。

今後は国内ホップの品質を世界の中の

オンリーワンにしていきたい。」とも

おっしゃっていました。

今週のプレゼントは、“クーラーバッグ”です。

番組の感想をそえて、7月23日(土)までに応募してください。

 

<ディレクターYの編集後悔記>

野生のホップ、カラハナソウは

北海道に自生しているのですが、

その姿は見ていても

気づいていないことが多いとのこと。

確かにホップ自体を見たことが

なければ分かりませんよね。

西洋カラハナソウとの違いは、

成分が違ったり、

球花のつきが少なかったり、

熟す時期が遅かったりして、

ビールには適さないそうです。

ちなみにこのカラハナソウは

漢方薬に使ったりしていたそうです。

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