soundWave ON AIR MUSIC

02:16 ケツメイシ

AIR-G'とは?

AIR-G'(FM HOKKAIDO)は、北海道で最初の民放FM STATIONです! 「AIR-G'」は、FM北海道のコミュニケーションネームです。

G'(Gee Greatの省略形)は、Gで始まるワードの省略形。 あなたはどんな言葉をイメージしますか?

SoundはImage、MusicはVisual 私たちは、airplayでこの共感の世界を広げていきます。

そして、「"Gee Great=なんて素敵・素晴らしいんだろう"と歓んでもらいたい」 そんな願いを込めたコミュニケーションネームが「AIR-G'」です。

 私たちの住む、ここ北海道には、まだまだ、知らない自然や文化、そして、歴史の魅力が一杯あると思いませんか。
知っているようで知らない「コト」や「モノ」の宝庫。まさに、北海道は宝島ですね。
 この番組は、毎週いろいろなキーワードについて、 北海道の自然が持つ魅力や不思議を
ゲストの方の お話を交えながら、楽しくゆったりとお送りするプログラムです。
 さて、今週はどんな宝物に出会えるでしょうか。 ぜひ、お聞きください。

  • 番組
  • ほっかいどう宝島

放送内容

2016/12/04 放送

 12月のマンスリートレジャーは「冬の暮らし」。

最初のキーワードは「北海道の家」でした。

お話をうかがったのは

「北海道博物館 学芸員 小林孝二さん」です。

 外は寒いのですが、室内はとても暖かい北海道。

ウェザーニューズの調査によりますと、

北海道は「部屋の温度が高いランキング」で

全国1位などと、室内の暖かさが調査結果にも現れています。

北海道の住宅は断熱性や気密性が高く、

冬期間の厳しい環境でも快適に暮らせる工夫があり、

他の地域と異なる性質を持っています。

 北海道で住宅建築の大転換を迎えたのは、

北海道開拓が大々的に

行われるようになった明治以降。

それまでは、アイヌの人達が

独自に開発した「チセ」があったほか

幕末の頃、道南に住んでいた和人の家は

東北・北陸からもたらされた建築文化で、

寒冷な北海道には無理のあるものでした。
 明治初期、南からやってきた

開拓使の役人や入植者達にとって、

北海道開拓で直面する寒さは恐怖・・・

「なんとか暖かい家を」と願い続け、

進められてきた開拓使による

防寒対策は究極の目的であり、

北海道の家造りの原点になったといいます。

洋風建築技術の導入と行政による

普及指導などが大きな役割を果たし、

ストーブなどの暖房設備や

ガラス窓で太陽光を入れ冬をしのぐという

住宅の原型が作られたのです。
 そう、窓ガラスの普及も北海道は非常に早く、

明治期終わり頃には使われていたそうです。

今でいうA4サイズくらいの板ガラスの既製品があって

それを買ってきて、昔の窓に数本あった

木枠(窓の桟)にはめ込む形体。

これは都市部だけでなく道内全域に普及。

板ガラスは昭和30年代頃まで利用されていました。

他、隙間風を防ぐ断熱材の工夫や

暖房器具の改良も戦前まで重ねられていきました。

 本州では当たり前に使用されていた瓦葺屋根は、

値段も高くつき、冬場には凍って割れやすいことから

道内では普及しませんでした。

板葺きの柾(まさ)屋根が主流で、

その時代は長く続いたといいます。

昭和初期からトタンを張るように変わってきましたが、

戦時中は金属が使えなくなり廃れてしまいます。

全道的に金属製の屋根になったのは昭和30年代になってから。

 戦後の住宅改良もまた官主導の形で展開します。

コンクリートブロック住宅は、

不足していた木材資源の節約、耐火、

防寒性などの面から普及が進められました。

また、三角屋根の住宅も特徴的。

これはストーブのある居間を中心に設計され、

そこから台所や寝室にすぐ行けます。

廊下が少なく暖房の効率が優れているのです。
 60年代になると、石油ストーブ、

アルミサッシなどの普及で断熱性も向上。

灯油タンクや玄関フード、二重の窓、

その他、見えないところでも

本州の家とはかなりの違いがあり、

外壁と内壁の間の断熱材の厚さや

家を建てるための地面の下に造られる

基礎の深さも異なるそうです。

 100年あまりで劇的な変化を遂げた北海道の家。

開拓使から続いた防寒対策を実現させた今、

「寒さのなかでできた文化を振り返ることも必要。」と小林さん。

そう、ストーブを中心とする家族団らんの場や

寒さを利用した漬物や野菜の貯蔵場所などが

失われてきているのです。

「もっと愛着を持ち、長く住み続けられるような、

北海道ならではの住文化が存在する家について

考え直す時期なのでは。」ともおっしゃっていました。

*北海道博物館では、北海道の住まいの歴史を

振り返る企画展「あったかい住まい」が

来年2月3日から開催されます。

今週のプレゼントは、“ブランケット”です。

番組の感想をそえて、12月10日(土)までに応募してください。

 

<ディレクターYの編集後悔記>

北海道の家のつくりの歴史は

地方によって違うそうです。

それは北海道が広いためで、

家のつくりの変わり方に時間が

かかってしまったからとのこと。

ガラスが一気に広がっていったのは、

規格に合った窓枠と

それに合ったガラスがあったのと

光を取り入れることが

できるからだそうですよ。

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