soundWave ON AIR MUSIC

22:55 アイ 和島あみ

AIR-G'とは?

AIR-G'(FM HOKKAIDO)は、北海道で最初の民放FM STATIONです! 「AIR-G'」は、FM北海道のコミュニケーションネームです。

G'(Gee Greatの省略形)は、Gで始まるワードの省略形。 あなたはどんな言葉をイメージしますか?

SoundはImage、MusicはVisual 私たちは、airplayでこの共感の世界を広げていきます。

そして、「"Gee Great=なんて素敵・素晴らしいんだろう"と歓んでもらいたい」 そんな願いを込めたコミュニケーションネームが「AIR-G'」です。

 私たちの住む、ここ北海道には、まだまだ、知らない自然や文化、そして、歴史の魅力が一杯あると思いませんか。
知っているようで知らない「コト」や「モノ」の宝庫。まさに、北海道は宝島ですね。
 この番組は、毎週いろいろなキーワードについて、 北海道の自然が持つ魅力や不思議を
ゲストの方の お話を交えながら、楽しくゆったりとお送りするプログラムです。
 さて、今週はどんな宝物に出会えるでしょうか。 ぜひ、お聞きください。

  • 番組
  • ほっかいどう宝島

放送内容

2017/02/19 放送

 今週のキーワードは<ツブ>。

お話を「道都大学経営学部 教授 /

水産科学博士 藤永克昭さん」にうかがいました。

 一般的には、食用とされている

一部の大型の巻貝をツブと呼んでいます。

しかし、巻いている貝を

全てツブと呼ぶ地域もあるなど、

どうやらツブと言っても

非常にたくさんの種類を指すようです。

日本近海に生息する巻貝は、約5,000種、

北海道だけでも数百種類。

そんな中、ツブという名が指す範囲はとても曖昧で、

特定の種や分類群を示すわけではなく

「ツブ」という標準和名の貝もないということなのです。
 分類学上で、ツブは、

タコやイカ、アサリなどと同じ

軟体動物の中の腹足綱に属します。

また、その中でも、一般にツブと

呼ばれている貝類の大部分は、

エゾバイ科のエゾボラ属やエゾバイ属など

中型から大型の寒流系の種が多いといいます。

(北海道で水揚げ量が多いのは、

真ツブ・灯台ツブ・青ツブなど。)

 真ツブの正式名は「エゾボラ」といいます。

北海道の沿岸のほぼ全域に分布。

肉食性で、死んだ魚介類の肉などを餌とします。

大型で、外見・味共にとても良いため、

市場では、サザエと並ぶ

高級な貝として扱われています。

中心はやはり北海道産です。

繁殖期は初夏。

生息地とする海底の泥場だと

産み付ける所がなく、

真ツブの場合は、卵嚢を他の巻貝の

殻の背中に産み付着させるそう。
 ツメタガイの卵塊は砂茶碗と呼ばれ、

茶碗を伏せたような不思議な形をしています。

また、ヒメエゾボラは、

ひとつひとつの卵が

積み重なって形成されている卵嚢から

1匹だけしか生まれてこないのだそう。

ある時点から卵1個を除いて

他は全く成長しなくなり、

その1個がすべての卵を取り込んで

段々成長するのですって。

「ツブの卵、繁殖は特徴的で面白い。」と

藤永先生がおっしゃっていました

 殻には基本的に、樹木でいう

年輪のような成長脈・成長線があり

それを観察すると、

その貝がこれまでにどのような環境で

どの位の速度で成長してきたか

何年位生きてきたかを推測することができます。

一般的に食べられている真ツブで

10年近く経っているそうです。

 「ツブのアブラを食べると酔う」とよく言われます。

アブラと言っても

脂肪のようにみえるだけで、唾液腺のこと。

この部分に人の神経を麻痺させる

「テトラミン」という物質が含まれているのです。

頭部の白っぽいところを裂くと、

唾液腺の黄色い部分がありますので、

取り除いてください。

 「ツブは複雑」と藤永先生。

棲んでいる場所の環境に応じて

色や形、大きさなどを変える

つまりツブは変異が非常に多いのだそうです。

一般的にそれらも単にツブと

言われることが多いのですが、

実は、その形体は微妙に違うなど様々で

分類されている種類も数多いのです。

一方、生態については、

あまり調べられていないことの

多い貝でもあるのだそうです。

 昔、本州の人達はサザエを食べていたため

ツブは利用していなかったと言いますが、

後にサザエが減少し、

北海道のツブが移入されるようになり、

それから全国的にも

道産ツブが有名になったそうです。

今週のプレゼントは、“ツブ煮の缶詰”です。

番組の感想をそえて、2月25日(土)までに応募してください。

 

<ディレクターYの編集後悔記>

ツブやサザエなど巻貝の種類は変異が多いのですって。

ですが、生息地が深くて調べられなかったり、

系統的に調べている人も少なくて、

はっきり分からないものが多いそうです。

まあ、植物もその地にしかいないようなものが

多いことを考えると当たり前かもしれませんね。

でも、「ツブ」が北海道では、

大型の巻貝の総称だとは知りませんでした。

びっくりです。

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