Up Date 2016.5.8
Up Date 2016.5.8
2016年(平成28年)4月28日(木)午後2~3時
エフエム北海道 会議室
[委員の総数 5名]
[出席委員の総数 5名]
[出席委員氏名(順不同)]
前 川 公美夫 委員長
臼 井 栄 三 副委員長
赤 木 国 香 委員
三 浦 晶 代 委員
服 部 亮 太 委員
[放送局側の出席者]
宇佐美 暢 子 代表取締役社長
木 村 博 史 常務取締役
千 葉 ひろみ 営業編成局編成部長
植 松 美由紀 番組審議室事務局長
* 会社の現況報告
* 営業報告
* 編成制作報告
* 合 評
番 組 「AIR-G'エフエム北海道・TOKYO FM 共同制作
北海道新幹線開業記念特別番組 『ALL ROAD LEADS to Hokkaido!』」
放送時間 2016年3月27日(日) 19:00~19:55
出 演 鈴井 貴之、TAKURO(GLAY)、他
番組概要 JFNネットワークを通じて全国放送した、北海道新幹線開業記念特別番組。
[合評概要]
委員からは
・このような特番を制作したことを評価したい。
新幹線に乗り込んでという設定も面白くできていたが、途中、ゲストの言葉がメッセージという形で出てきたのが勿体無かったと思った。
せっかく新幹線に乗り込んでの設定にしたのなら、車掌役の鈴井さんと車内で出会って話を聞くという構成にするともっと楽しかったのではないかと感じた。
新幹線効果から遠いエリア出身の、ジャンプの葛西選手や元スケート選手の清水 宏保さんを選んだのは、新幹線の話題がどうしても道南に偏りがちなところを、広く北海道の人達にアピールするのに良かったと思う。
・全体的にセレモニー的な印象を受けた。
鈴井さんを新幹線の車掌に見立てたのは設定としてとても面白いと思ったが、途中、設定が抜けていたりして詰めが甘いと感じた。
前半は面白かったが、後半はテンポが悪かった。
この番組で、新幹線が来るというのは分かったが、その先にどんな魅力があるのかが希薄で総花的な印象だった。
北海道の魅力についてもスポットを当ててよかったのではないかと感じた。
・他の新幹線開業宣伝の中では、特認車掌に任命した鈴井さんと、北海道新幹線イメージソングを作ったGLAYを連携して使う場面が無かったが、この番組は、鈴井さんを特認車掌として登場させ、GLAYをうまく絡ませていてよかった。
新幹線沿線の各地区のPRは、知事や市長のコメントだけではなく、もう少し工夫して道南エリアの魅力を伝えてほしかった。
・発車から到着までの設定は面白いと思うが、聞いている人は、道南や函館、東北に行ってどんな楽しいことや得することがあるのかというところが、もっと具体的にほしかったのではないだろうか。
おめでとうメッセージではなく、出てくるそれぞれの人の“自分はこんな北海道のいいことを知っている”という内容の話しのほうが新幹線の立体的な魅力が伝えられるのではないかと思った。
構成も話も良かったが物足りなかった。
・番組リリースを読んで、臨場感、疾走感、ワクワク感をイメージして聞いたが、物足りないままに終わった。
イメージしていた臨場感は、”新幹線が開業した喜び”と、造語だが”函館感”ということ。
それらに変わって浮かんだ言葉は、”開業前に札幌目線で作った番組”というものだった。
車内アナウンスの設定で、何処から何処へ向かっていますというコメントはあるが、そこには、駅の雑踏や列車が疾走している、旅情を感じさせる音が無いし開業早々の高揚感も無い。
”函館感”については対比するものとして”札幌感”ということも考えたが、函館感の欠如を最も感じたのは、鈴井さんとTAKUROの話の中で、函館の人達がコンサートに行くことについて鈴井さんが「札幌に来るより仙台に行ったほうが近い」と言った時だった。
「札幌に来る」というのは、札幌感。本州から函館に向かう新幹線の中の設定なら別な言い方になったのではないか、そして、函館で収録されていたら別の言い方になっていたのではないかと思った。
など、活発な意見が交わされた。