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AIR-G' ON AIR LIST 2014/12/19 23:56 ♪ほころび/プルモライト AIR-G' ON AIR LIST
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メディカル コロンブス

[最新ON AIR]

2010年3月31日

広がる看護職5

[野宮]
これまで専門看護師、それから看護師さんのスペシャリスト認定看護師さん、そしてもう1つ、先週伺ったのがNP「ナースプラクティショナー」…。
これは、もともとアメリカで生まれた簡単な初期診断やちょっとした傷を縫合するであるとか薬の処方も場合によってはできる…というのが「ナースプラクティショナー」ですが、今日本でもこうした役目が求められてきているようですが、実際にこのNPを育てているケースはあるんでしょうか?

[先生]
2008年から大分県立看護科学大学で養成がスタートしていまして、今年の3月に修了を迎え、これから活躍してくれると思います。
ただその修了を迎えた人達は慢性疾患の患者さんを診療する診療看護師というふうに聞いています。

[野宮]
教育機関側はこの「ナースプラクティショナー」NPを、医療現場ではどういう位置付けで育てていこうとしているんですか?

[先生]
現在まだ日本ではNPは認められていないので、大分県立看護科学大学の場合は、現実問題の地域医療の現場からの必要性にまず大学できちっとした知識・技術を養成して、その必要性を含めて発信していくと聞いています。

[野宮]
実際どんな勉強をされているんですか?

[先生]
専門看護師の教育課程の中でないものと言いますとフィジカルアセスメントです。
これはどういうものかと言いますと、昔内科医などがやっていた…いわゆる触診ですとか打診ですとか、そういう基本的な聴診器を使いながら五感を使っていくという方法です。
それからお薬に対する薬理学、臨床薬理学に対する知識、つまり一般的に使っているお薬、痛み止めですとか糖尿病のお薬とか高血圧の薬ですとか…、そういうものの副作用、それからどんなふうに処方していったらいいのかという事を詳しく学ぶ。
あと病体整理といいますか…、病気や症状がどんなふうに起きているのか、どんなふうに判断していったらいいのか…、そういう教育を集中的にやること。
さらにもう1つ大切なのは隣地実習ということで、実際に地域で診療されている医師のもとで初期診療、初期診断、初期治療を学ばさせていただくことが非常に重要だと思います。

[野宮]
すでに大学が看護師を育成する教育機関としてはとても今大切な存在になってきてますが、学生さんの中には最初からこのNPを目指す人が増えてきているんでしょうか?

[先生]
学生もそうですが、特に地域で働いている看護師さん達がその必要性を感じて「やってみたい」という方が私どもの北海道医療大学にも問い合わせが増えています。

[野宮]
医療大学の方でも養成は始まっているんですか?

[先生]
今年の4月から5名程養成していきたいと考えています。

[野宮]
じゃ、北海道医療大学でもいよいよNPの養成が始まるんですね。
やはりこれは地域で働いている看護師さんが医療現場の中からこういう存在が必要だと感じる大きな背景というのはどんなことがありますか?

[先生]
たとえば訪問看護をしていて、患者さんの状態が少し変わったと…、でもドクターは遠くにいるというような場合、訪問看護師は今ここで点滴していた方がいいとか、お薬を変えた方がいいとか、カテーテルを入れた方がいいとか、そういうふうに思うわけです。
でもそれはやはりドクターの指示がなければ出来ない事なんです。
そこが大きな問題だと思います。
そしてもう1つ、訪問看護師さんから聞くのは、ターミナル期(終末期)にある患者さん本人もご家族も、家で最後を迎えたいと思っても死亡診断は看護師は出来ないんです。
そのために、もう亡くなるという寸前に救急車で病院に運んで、医師の死亡診断を受けるという事になるんです。
これでは患者さんもご家族もとても悲しいですよね。
やはり訪問看護師にずっと診てもらっているので、訪問看護師が死亡診断ができれば自宅で亡くなる事ができると思います。

[野宮]
今、少子高齢化社会で、しかも地域医療がどんどん厳しくなっていく中で、なんとか医療を変えていこうと医療改革と言われていますが、いろんな性能性をもった看護師さん、それから看護師さんの役割を広げていこうというのはトップダウンの改革ではなく、むしろ現場からくるボトム
アップの改革と言えますね。

[先生]
本当に必要があってこのようになってきているんだと思います。
今回は専門看護師とか認定看護師、そしてナースプラクティショナーについてお話ししましたが、病院の中でも安全管理ですとか感染管理、それから医療連携、ケアマネージメントなど…、看護師が担っている役割がどんどんその必要性から増えています。
ですから、本当に看護職130万人いる中でいろんな力をもった看護師がいると思いますので、それぞれが地域医療に貢献すべく力を磨いてほしいと願うようになりました。

[野宮]
ナイチンゲールの時代から変わるものと変わらないもの…
大切にしているのもというのはどんなものですか?

[先生]
ナイチンゲールは本当にクリミア戦争で傷ついた傷病者のケアをしたことはありますが、でもナイチンゲールは政治的な人でもありました。
行政を動かして看護の必要性を訴えていた人で非常にリーダーシップがある人です。
でも今、まだ、なかなかナイチンゲールほど世の中を動かせるようなナースが育ってきているとは言えません。
ですからこれから出てきてほしいと思います。
やはり看護は医療の中でも患者さんに寄り添っていけるようでなければならないと思います。
本当に今患者さんが必要なものをキャッチしながら医療チーム全体を動かして、患者さんにとって良い医療を提供できるようがんばっていけるのが看護師だと思います。

[野宮]
130万人、全国の病院で看護師さんが毎日毎日大変なお仕事をされていますが、その中から日本の社会を動かすナイチンゲールが何人も何人もこの先誕生してくる…
そのためには大学の役割も大きいですね。
そう言う意味で先生も増々忙しくなりますね。

今月は看護職、その役割の広がりについて伺いました。

ありがとうございました。

2010年3月24日

広がる看護職4

[野宮]
ナイチンゲールの時代から変わらないもの。
そしてもっと社会が看護師さんに求める役割がどんどんどんどん広がってきています。
その中で大切な役割として日本看護協会が認定している資格に専門看護師さん、認定看護師さんがあることを2週にわたって伺いました。
今週はもう1つの大事な役割を担う新しい看護職、なんという存在なんですか?

[先生]
アメリカでは「ナースプラクティショナー」と言っています。
今、大分県立看護科大学で2年前から養成がスタートしています。
そこでは診療看護師というふうに言っています。

[野宮]
アメリカでは「ナースプラクティショナー」、略してNPと言われているそうですが、アメリカの医療現場ではどういう役割を担うお仕事なんですか?

[先生]
アメリカでは1960年に登場してきました。
と言うのも、そのアメリカには貧富の差があったり、また保険制度が日本とは違いある地域やある人達はなかなかドクターに診てもらえないという現状があって、医療が届かない人達が非常にたくさんいます。
そこで、そういう人達に対して知識・技術をもった看護師が診療とかちょっとした検査、また治療を行う役割で「ナースプラクティショナー」が登場しました。
今ではアメリカ全土に14万人もいて、もう医療現場ではなくてはならない存在になっています。

[野宮]
具体的にどこまで診ていただいたりケアをしていただけるんでしょうか?

[先生]
アメリカでは州によって出来る範囲が異なります。
またNPと言いましてもさまざまなNPがいます。
例えば「ファミリープラクティショナー」と言われるような、赤ちゃんからお年寄りまでを診るようなナースもいれば、手術とか救急現場で活躍していたり、さまざまなナースプラクティショナーがいます。
ファミリープラクティショナーですと、まず診察をして決められた検査をして、その後決められた薬を処方するというところまでやっていますし、ちょっとした傷でしたら切開したり縫合したりする場合もあります。

[野宮]
日本にはこのNPをという声もあるようですが、現在、今、医師法というのがありますね。
お医者さがここまでします、看護師さんはここまでします…
というようにどこまでがどうなっているんですか?

[先生]
現在、医師法17条で医師でなければ医業をしてはならないとあります。
医業というのは、診察とか検査、また治療という事ですが、それに対して今看護師は、診療補助と療養所の世話となっていますので、今の医師法の中では、薬の調整とか傷を縫合するとかは出来ないんですね。
でもじゃ、診療の補助の範囲はどこまでなのかと言いますと…、具体的には定められていないところもあります。
厚生労働省自体がどこまでの範囲かということを明示していない事もあって、今の医療の現場にはなかなか難しい状況があります。
今、裁量権の拡大、つまり看護師だけではなく薬剤師さん達もそうですが、チーム医療という中で医師だけが医療を行うのではなく、それぞれの専門職の力を発揮しながらやりましょう…、という中で看護師も裁量権の拡大が言われています。
ただ、ナースプラクティショナーについてはまだ診察して診断をして、そして一般的な治療をするという事なので、やはり医師法に抵触するという感じなので、この辺のところを認めていただけないかという事が1つ大きくあると思います。

[野宮]
こういうNPが現場にいることになれば、今もの凄く忙しい、いつご飯を食べていつ寝ているんだろう…という状況にある勤務医のドクターや、また地域医療の場合などはこうした状況の解消にもなりますし、相当な力を発揮するような気がしますが…

[先生]
例えばある患者さんがいらして、ナースが患者さんがどういう状態かを伺って、あと決められた検査をしていいという事であれば、医師の診療の前にある程度データを揃えられますので医師の診療時間が短くなりますし、また的確な治療も行えると思います。
ですから患者さんにとってももちろん 益がありますし、ドクター達にとっても非常に自分の力を有効に使える事につながるじゃないかと思っています。

[野宮]
よく海外の医療ドラマを見ていますと、看護師さんが簡単な縫合したりとか包帯を巻いたりとかというシーンがありますが、あの方達がイメージとしてNPとおもっていいですね。

[先生]
そうですね。
ナースプラクティショナーだと思います。

[野宮]
そういう存在をこの日本の医療にもということですが、特に北海道みたいな広い地域でまんべんなく医療をと思った場合に、NPというのは力強い存在になりそうに思いますね。

[先生]
旭川周辺と札幌周辺にしか医療が十分にないという状況がありますがので、こうしたナースプラクティショナーがいますと、医者の少ない地域の患者さんを診てあげて、必要な場合はドクターのところにつなぐ事が出来るんじゃないかと思っています。
例えば根室地区の人達で慢性病をもっていて、いつもと変わらないお薬をもらう為に釧路まで出かけなければいけないとか、また札幌まで行かなければいけないということが起きていると思います。
でももしナースプラクティショナーがいれば、あまり変化がない患者さんですとお薬を処方してもいいとなれば遠路はるばる行かなくてもその地域で済ませる事ができるようになると思います。
そんな事が実現すればいいと思っています。

[野宮]
つい最近、厚生労働省が特定看護師さんのような少し医療的な事もできる看護師さんに対して考えを一歩進めるような新聞記事を見かけたんですが、これはNPと考えていいんですか?

[先生]
NPとなれば、医療法を変えていかなければいけないという部分があるので、今そこに踏み込むにはいろんな議論が必要だと思います。
ですからまずは包括的な指示と言っているんですが、医師からこの範囲ならこういう事もしていいと言うような指示をもらいながら、今アメリカでNP達がやっているような診療ができる看護師を育ててみましょうか…という事が打ち出されたきました。

[野宮]
日本も少しつづ動きだし始めてるなという感じがします。
では来週は看護師さん達を教育する大学の役目とか教育機関の役目というところを伺っていきたいと思います。

ありがとうございました。
また来週もよろしくお願いします。

2010年3月17日

広がる看護職3

[野宮]
先週は、特別な看護職として日本看護協会が認定する2つの資格のうちの1つ、「専門看護師」さんについて伺いました。
どちらかと言いますと現場の看護師さんの相談役になったり、アドバイザー役になったり…、という立場が専門看護師さんでした。
今日はもう1つの特別な看護職「認定看護師」の資格について伺いたいと思います。
まずこの認定看護師さんになる為にはどういう条件が必要なんでしょうか。

[先生]
まず看護師として実務経験が通算5年以上であること、そしてそのうち3年間以上はその認定されている分野の経験があることが必要条件になります。

[野宮]
認定看護師さんは分野が分かれているんですか?

[先生]
これは医療の必要に合わせてどんどん増えていまして現在は21分野あります。
具体的には救急看護・皮膚・排泄ケア(床ずれ、人工肛門、尿失禁のケアをする)、それから集中ケア(ICU)・緩和ケア・ガン化学療法看護など細かく分かれています。

[野宮]
どの分野も医療現場の具体的なケアに精通した看護師さんというイメージがありますが…
先週お話していただいた専門看護師さんとこの認定看護師さんとはそんなふうに違うんですか?

[先生]
まず教育についていいますと、専門看護師は修士課程で養成しますが認定看護師さんは6ヶ月以上の研修で養成します。
実際の仕事は直接的なケア、つまり患者さんに対する卓越した知識・技術をもってケアをするところにあります。

[野宮]
プロの看護師さんとしての知識と、さらにある分野のスペシャリストとして考えていいですか…
本当に細かく分かれていまして、例えばガンの中でも乳がん看護という分野があったり認知症看護、あと脳卒中リハビリテーション看護、透析看護、手術看護、それから不妊症看護などなど本当に細かく分かれているわけですね。
今実績として認定看護師さんの資格をもってらっしゃる方は全国でどれくらいいらっしゃるんですか?

[先生]
今年の2月では5,762人と非常に増えています。
専門看護師はまだ451名ですから、10倍近くの認定看護師さんがいるわけです。
患者さんもおそらく認定看護師さんに会ったって方が増えていると思います。

[野宮]
北海道では何%位の認定看護師さんが活躍されているんですか?

[先生]
北海道では310名います。
北海道医療大学では平成17年から21分野のうちの皮膚・排泄ケア・緩和ケア・感染管理の養成を行っています。
また去年からがん科学療法看護の認定看護師さんも養成しています。
そういう意味で全国からみても北海道の認定看護師さんは数が多い状況です。

[野宮]
という事は、この認定看護師さんの資格をとって現場で活躍されることによっていろんなプラス効果がありますね。
患者さんはもちろんですが医療現場にとっても相当なプラス効果がありそうですね。

[先生]
これまでの私の看護経験から言いますと、一人前の看護師になる為にはいくつかの科をローテーションして知識・技術を身に付けていくんですね。
でもこれは教育を広く学ぶという点では良かったんですが、その特定の分野の知識・技術が積み重ならないんです。
ですから、そういう状況では例えば困った患者さんが来た時に、きちっとした知識・技術でケアを提供できるナースがいたとしても、すでにローテーションで違う科に行ってしまっていて…という事が現場で起こっていて困っていたんです。
それが認定看護師となれば、専門にきちっと学習して、その後も研修を受けながら知識・技術を深めながらずっとそこに居てくれるので非常に信頼出来ますし、患者さんんにとっては、例えば人工肛門のパウチのはり方1つでもこの認定看護師さんに教えてもらえば失敗がなく安心して生活ができるんです。
ですから、とても重要なポジションを占めているナースだと思います。

[野宮]
患者さんにとっては本当に専門に勉強されて、しかも現場の経験もあって安心ですね。


[先生]
最近は病院でも広告もできるので、患者さん自体が認定看護師とか専門看護師がいるという広告を見て、そういう看護師さんにみてもらいたいと病院を選んで来る方もいるそうです。

[野宮]
看護師さん達にとっても、モチベーションとして自分に対する職業のプライドとか、もっと勉強したいという思いに応える資格ということにもなりますね。

[先生]
うちの学生なんですが、認定看護師の教育をやってない時はイメージがつかめなかったそうです。
それが今、同じ校舎で認定看護師達さん達の学習の様子や研究発表を見たりしていると、1年生や2年生からは将来は自分も認定看護師さんになりたいと認定看護師に誇りをもっているようです。

[野宮]
やはり医療者としての誇り、それからやりがい、あともっと目指したいという思いに応える意味でも、この「ひろがる看護職」、つまり専門看護師、認定看護師を先週、今週とご紹介してきましたが、来週は実はもう1つ「ひろがる看護職」を象徴する役割、その看護職について伺いたいと思います。

今日はありがとうございました。
来週もよろしくお願いします。

2010年3月10日

広がる看護職2

[野宮]
看護師さんの仕事の役割が社会的なニーズもあってどんどん広がっています…、
という今月のお話なんですが、具体的に看護師さんの資格としてすでに変化してきているんですか?

[先生]
日本看護協会の資格認定制度の中で、平成8年に専門看護師という資格と平成9年に認定看護師という資格がすでにスタートしています。

[野宮]
専門看護師さんと認定看護師さんという特別な2つの看護職があるんですね。
ではまず専門看護師さんというのはどういう役割を担う方々なんですか?

[先生]
まず専門看護師になるためには看護師としての実務経験が5年以上で、そのうち3年以上は専門分野の実務経験とあります。
その専門分野というのは、例えばガン看護ですとか老人看護、小児看護とか10分野があります。
この分野の経験をもった看護師が大学の修士課程に入って、2年間特別なカリキュラムで学んでもらいます。
その後6ヶ月の実務に就いて、それから認定試験が受けられます。
そしてその認定試験に合格しますと一般のナース達がなかなか看護が難しいという患者さん…、例えば合併症をたくさん持っている患者さんであるとか、あるいは病気になったことで非常にご家族も苦しんでいらっしゃるとか、また仕事の方もうまくいかないとか…、様々な問題を抱える患者さんがいらっしゃるんですね。
そういうような患者さんの場合、一般のナースではなかなかどんなふうにケアしていいのか分からない事が多いんです。
そこで病気のことも分かると同時にそういう患者さんが抱えていらっしゃる複雑な問題についても1つ1つ整理して看護するというのが専門看護師なんです。
大きく言えば「一般の看護師さんの相談にのれる看護師さん」と考えていただければと思います。

[野宮]
では実際に病院の中にこういう専門看護師さんがいらっしゃった場合、例えばお世話に悩むようなケースは担当の看護師さんと専門看護師さんが相談しながらチームを組みながら患者さんにあたっていうということになりますね。
では今全国にこうした専門看護師さんは何人位いらっしゃるんですか?

[先生]
今年の2月で451名、北海道にはまだ10名しかいませんので、なかなか専門看護師に出会う事は少ないと思いす。

[野宮]
でもこの先大学で修士課程を学ばれてこの専門看護師の資格を取る方も増えてくるんですね。

[先生]
専門看護師の資格を取りたいということで北海道医療大学の方にも入学する学生さんが増えています。

[野宮]
やはり病院に1人でもこうした専門看護師さんがいると、患者さんはもちろんですが現場の看護師さんにとってもとても心強い存在ですね。

[先生]
現場のナース達は、やはり複雑な問題を抱えた患者さんを何とかしたいと思ってもなかなか上手くいかない時に、その専門看護師に相談ができる…、つまり専門看護師に実際のケアもみてもらえるし、自分がどこでつまずいているのかも示してもらえます。
また、ドクター達からも非常に信頼を得ています。
例えばドクター達も色々治療をしていく中で患者さんに説明が不足していて意思疎通がうまくいかない時なども専門看護師が中に入ってドクターの話も聞き、患者さんの話も聞きというような、ドクターと患者さんが分かり合えるように調整します。

[野宮]
専門看護師さんは調整役だったりアドバイザーだったりするわけですが…、その専門看護師さんの10の分野をみますと、ガン看護・精神看護・あと地域・老人・小児・母性・慢性疾患・急性・重症看護、それから感染症看護・家族支援とあります。
となると、どれも簡単に結論がだせない、実際アプローチに迷うようなケースもありますよね。
例えば「あなたはガンです」と言われた時に先生からのお話も5分や10分では済まないでしょうし、看護師さんに話を聞きたいと思ってもなかなか時間がなかったり…、というような時にやはり病院の中に1人でもこういう専門看護師さんがいるのは医療現場にとってはとても重要な役割になりますね。

[先生]
実際、やはり専門看護師にみてもらった患者さん…、たまたまうちの職員だったんですが…、その職員の話では病院に飛び込んで非常に不安だったそうですが、そこにうちの卒業生で専門看護師を目指していた方が受け持ちになって、今の状況を説明してもらい、とても安心できた…と言っていました。
やはり患者さんには違いが実感できるみたいです。
実はその専門看護師は、私は専門看護師の精神看護師を育てているんですが、私の生徒だったんです。

[野宮]
現場経験も踏んで、そして専門教育もしっかり受けられていますから、やはり今後は増々力強い存在になっていくんじゃないかと思います。

「ひろがる看護職」、今日は専門看護師についてお聞きしました。

また来週もよろしくお願いします。

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