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MIKAKO'sウィークリー

MIKAKO'sウィークリー

4月12日生まれ 牡羊座 B型 札幌市出身
北海道「スローフード&フェアトレード研究会」の代表、農林水産省「食と農の応援団」メンバーも勤めるのブログ

4月12日生まれ 牡羊座 B型 札幌市出身
北海道「スローフード&フェアトレード研究会」の代表、農林水産省「食と農の応援団」メンバーも勤めるのブログ

2016/09/17 放送

“ピンチをチャンスにした沼田町”&スローな休日(168)

慶応大学SDM研究科アグリゼミの学生たちと一緒に、

沼田町に農業やまちづくりの視察に行ってきました。

かつては炭鉱で栄えましたが、今は水田、トマトなど

農業を中心に頑張っています。

毎年8月末に開催される夜高あんどん祭りでも有名。

あんどん祭り記念館で本物の行燈を見てきましたが、

高さ7m、長さ12m、重さ6tととても大きく、そして

とても美しいものでした。この行燈はすべて町民の皆さんの手作り。

春から始めて、3か月びっしりと準備に明けくれるそうです。

沼田町は「雪中米」でも有名。北海道でも有数の豪雪地帯である

沼田町ではたくさん降る雪を使ってお米を冷やしています。

スノークールライスファクトリーという大きな建物は雪冷房で冷蔵庫の役割と同時に

秋には乾いた空気を送って乾燥させる役割もあります。

沼田町の水田は全道で9番目の作付面積ですが、10アール当たりの

収量が全道1位という素晴らしい成果をあげています。

その理由を聞いてみると、20年程前、沼田町の農業の未来に

危機感をもった若手の農家や役場、商工会の人たちが

徹底的に討論をしたそうです。そして、農家の法人化をすすめよう、

機械化をすすめよう、また、米のブランド化のために雪を冷房に生かす

「雪中米」という方法にいち早く取り組んだからだそうです。

まさにピンチがチャンスだったのですね。

加工用トマトでは全道一の生産を誇る沼田町。

小さな町の頑張りを様々なところで感じる視察でした。

 

スローな休日 ~チーズ工房 編~(168)

 

紋別市「オホーツクファーム喜多牧場」

喜多牧場は700頭の乳牛と豚を飼育する大規模な牧場です。

「牧場のおいしさを地元の人に届けたい。地域と牧場の接点を作りたい」

と、チーズづくりを始めました。2013年には直営店「みるとんはうす」を

敷地内にオープン。モッツァレラとさけるチーズを作っています。

牧場の素朴な味わいが生きるシンプルなチーズです。

プロフィール

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