“シンポジウム「北海道の発酵~ワインと食~」”&スローな休日(165)
今年の北大マルシェで行われたシンポジウム
「北海道の発酵~ワインと食~」に出かけてきました。
ワイン用ブドウ日本一の生産量を誇り、ワイン生産地としても
注目されている北海道。
来年4月に北大にできる「国際食資源大学院」でもワインに関する
講座がオープンします。
シンポジウムで研究者にまじって登壇した、余市町に平川ワイナリー
オーナーの平川敦雄さんの実践者としての話がとても興味深いものでした。
平川さんは、日本の大学を卒業後、フランスの大学院でワイン作りなどを
学び、フランスでソムリエ資格をとり、有名レストランに勤務。
その後、ニュージーランドや南アフリカでワイン作りのアドバイザー
として活躍した後2008年に帰国し、ウィンザーホテル洞爺ミシェルブラスで
ソムリエとして働いた時に、北海道のワインの素晴らしさに惚れ込み
余市で本格的なワインづくりを始めたという方。
雪が多く寒い北海道ですが、だからこそ北海道の自然の特徴を
生かした北海道らしいワインを作りたいと熱く語っていました。
現在はレストラン用のワインのみ作っていて、
ソムリエとしての仕事もなさっています。
平川さんのお話を聞き、ワインの世界における北海道の可能性を
とても感じました。
スローな休日 ~チーズ工房 編~(165)
雄武町「ブルーグラスファーム」
目の前にオホーツク海を眺める渡辺牧場。
潮風を浴びたミネラル豊富な草を食べ、のびのびと育った
牛のミルクのおいしさを代弁してくれるものを作りたいと
チーズづくりを始めました。
最初に手掛けてのはストリングスタイプのチーズ。初めて食べた時に
「これぞ我が家の牛乳」と感じ「ミルクストリングス」と名付けました。
渡辺さんのおおらかさが伝わるホッとするチーズです。