ニロ from ドイツ
2022/03/07
グーテンターク!
みなさま、大変ご無沙汰をしております、ドイツ、ミュンヘンより、NILOです。
パンデミックから2年。このブログに、いつか、収束しました!という報告を書く日が来るのかな、、と考えてきました。
今回、まさにそれに近い投稿をすることになったのですが、予想していなかった事態のために、収束が訪れた、という感覚もあります。
カナリア諸島にて
もともと、オミクロン株の流行から、感染者の数は相当なものの、病床利用率と死亡率は低く抑えられてきたため、このところは感染者が多い中でも、規制はどんどん緩和していました。
そこへ、戦争が始まってしまい、それどころではなくなっているという経緯が相まって、さらに緩和が加速したように思います。
現に、避難民にPCRテストを求められるはずもなく、全ての国が、コロナの陰性証明などなしに、避難民を受け入れています。その数は第二次世界大戦以降、短期間でもっとも多い人数だそうです。
今、欧州は新たな局面に遭遇し、我々市民も、日々、不穏な空気の中生活をしています。
それでも日々は進んでいく
コロナ禍、子どもたちもかなりの影響を受けましたが、それでも日々は普通に過ぎていくのでした。
休暇はいつも通りあるし、たびたびの学級家閉鎖や隔離対象になり自宅待機など、たくさんのいレギュラなーことがおきましたが、みんなここまでやり過ごしてきました。
ドイツでは、病院も比較的余裕があり、国民の7割以上がブースター接種を完了したこともあり、きたる3/20、いよいよ、マスク着用義務を残して他の全ての防疫措置を撤廃することが決まりました。
入国による隔離や、濃厚接触での隔離、お店や室内に入る規制などもいよいよ撤廃です。
本当なら、そんな日が訪れたなら、みんなでお祝いの一つでもしたいと思っていましたが、今度はこの緊迫した戦争の最中、まだ盛大にお祝いするようなムードにはならないでしょう。
それでもあれほどにまで気を揉んだ、ワクチン問題や隔離問題がなくなるのかと思うと、やはり嬉しい気持ちはあります。
一難去ってまた一難
ドイツでもCovid-19のお知らせはここまでで、これからは戦争の話題で持ちきりとなるでしょう。
もっとも、ロシアの大統領は戦争という言葉は使わず、Sonderoperation/特別作戦という言葉を使っています。
それは今後の自分の保身のためなのかわかりませんが、建前上、戦争しているのではない、ということなのでしょう。
ドイツへの避難民はまだ万単位ですが、今後長期化すればもっと増えるでしょう。
シリア難民にも慎重な受け入れをしてきた欧州でしたが、今回はことの大きさとウクライナの民主主義なども後押しして、異例のスピードと決断がなされていることが、国内でも話題です。それをよしとする声も、反対も、もちろん両方あるのですが、私一個人としても、なんとか支援できることはしていきたいと思っています。
音楽関係の方でも、コロナで集まった支援金を、国境なき医師団に寄付することにしたり、個人レベルでは物資と食料を寄付したり、もしもたった一家族でも、救うことができるなら、、という気持ちでいます。
ドイツの今を届けるために。
私たちの今は、これからも大量の情報に晒され、その中から真実と、本当に必要なものを選んでいくことを求められると言えそうです。
今の戦争も情報戦争と言わんばかりに、嘘の攻防戦もあり、惑わされる人も多いはずです。
このブログではこれまで、covid-19にまつわるドイツのニュースを綴ってきましたが、おそらく、そのニュースはまもなく収束すると思います。
ですがこれからも、ドイツでのリアルな今を、日本のみなさんに伝えることができればいいなと考えています。
また、このブログで、私の、SNSなどでも、発信していきたいと思っていますので、ヨーロッパの今、リアルに何が起きているのかを知りたい方は、ぜひ時々覗いてくださいね。
読んでくださって、どうもありがとうございました!