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2012年11月18日

北海道の石炭鉱業

今週のキーワーは<北海道の石炭鉱業>。
お話を「北海道大学大学院工学研究院
岩盤力学研究室 教授 藤井義明さん」にうかがいました。

藤井義明さん拡大画像
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明治時代、本格的な石炭生産が始まり、そして戦後、日本は産業建て直しの為に国策として石炭の増産を実施。諸産業を支える動力源として日本の経済を牽引していった石炭でしたが、1960年頃から石油へと移行します。
現在の北海道の炭鉱は、国内唯一の坑内掘り炭鉱が釧路に、また、露天掘りの採掘事業7社が美唄・三笠などの空知地方や留萌管内の小平町などで操業しています。
釧路が採掘しているのは海底下に眠っている石炭。
それらは、北は福島から南は長崎の火力発電所などで使われています。
また、空知の石炭は砂川や奈井江の火力発電所で使われ、空知の電力はほとんど北海道の石炭でまかなわれているそうです。
尚、九州や福島などにも石炭はあるそうですが今は掘っていません。
そう、国内では北海道だけが産出。
道内の地下にはまだ約100億トンの石炭が眠っているそう。
世界的にはいろんな国にあるといいます。
現在、日本は石炭をどんどん使うようになってきているそうです。エネルギーとしてだけではなく製鉄には欠かす事ができないものだといいます。
取材中風景拡大画像
今、世界のエネルギーの3割は石炭でまかなっています。
そして、日本の石炭利用技術は大変優れていて、クリーンコールテクノロジーという世界最高の技術で排気中の有害物質は取り除かれ、日本の火力発電所からの排気は世界一きれいなのです。
また、北海道でも、地下に眠る豊富な石炭を、環境に負担をかけず安全に活用するための研究開発も進められています。
他、空知の電力のような地産地消スタイルを釧路や稚内でも計画されているそうです。
藤井先生は「石炭は、今後も暫くは世界一のエネルギー資源であり続けるでしょう。」ともおっしゃっていました。
そう、石炭は、過去のエネルギー資源ではないのですね。

●今週のプレゼントは、黒い石鹸をセットでお贈りします。

★番組の感想をそえて、11月24日(土)までに応募してください。
黒い石鹸セット拡大画像
○来週のキーワードは「オオワシ」です。

<ディレクターYの編集後悔記>
今回のインタビュー約30分。
北海道にはまだまだ石炭があるそうです。しかし、坑内にはいり採炭する人がいないことと、採算が合うかどうかが問題になっているそうですよ。しかし、新しい技術でガスだけを採ることが出来るとまだまだ何十年も使う分があるとのことです。期待しちゃいますね。

  
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山口 由美
Yumi Yamaguchi

私たちの住む、ここ北海道には、まだまだ、知らない自然や文化、そして歴史の魅力が一杯あると思いませんか。

知っているようで知らない「コト」や「モノ」の宝庫。まさに北海道は宝島ですね。

この番組は、毎週いろいろなキーワードについて、北海道の自然が持つ魅力や不思議をゲストの方のお話を交えながら、楽しくゆったりとお送りするプログラムです。

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