好きなことをやりたいと思ったのは30くらいの頃。20で門をたたいて、メディアでの仕事の内容が自分のやりたいこととどんどん離れてしまい、最初は「これくらいのズレはいいか」と思っていたものの、「このままでは破たんしちゃうな」と思ったときに「本当の自分でいく」「やりたいことをする」と思ったのが30の頃だったそうです。
同じ時間を奪われるにしても、変なストレスが無い。そういう意味では事務所にもファンの人にも、そういう風にしてもらったな、と、感じているそうです。一方、「最近、このままだと美味しいところだけを食べていて痛風になっちゃうんじゃないかな。」と思って挑んだのが「舞台」。2014年4月。東京下北沢の本多劇場で「死神の浮力」に主演。新しい扉を開けたふかわさんです。最後に「美」の秘訣について伺うと、「自分にウソをつかないこと」という答えを頂きました。

ふかわりょうオフィシャルサイト

2007年に初めてアイスランドを訪れたふかわさん。空港の扉を開けて、外に出た瞬間に、身体を通り抜ける風の冷たさは、いまだに忘れられない。「ついにアイスランド来たな！」と感じたことが、やみつきのきっかけだったそうです。それからアイスランドへの渡航は7回にもおよび「風とマシュマロの国」という旅行記も発表しています。
今では「羊たちに会いにいっている感覚」というふかわさん。最初はそんなことなかったものの、3年目に車で牧草地を走っているときに、急に「マシュマロに見えた」瞬間から、すべて羊が愛おしくなったと想いたっぷりに語ってくださいました。
いまとなっては「羊を助けているシープセイバー」と自らを称するふかわさん、地面に倒れて足をバタバタさせている羊を初めて見た時、いてもたってもいられなく、助け起こしたのだそうです。体が重くて足が細い羊は、一度転ぶとなかなか起き上がれないそうで、以後、車で移動しているときに倒れている羊を見つけると「今助けるからな！」と、羊をごろり・・・。それくらい愛おしい存在なのだそう。
そんなアイスランドは、人生に大きな影響をおよぼし、音楽にも大きな影響を与えてくれているそうです。

ふかわりょうオフィシャルサイト

ニューアルバム、「Life is Music 2」をリリースしたばかりのふかわさん。あえて「２」として作ろうと考えて制作するのか？と言う質問に対し、曲を作ること自体が「日記を綴るような感覚」なので、「曲が集まったからアルバムを出そう」と考えることができない不器用な人間、と自らを語るふかわさん。アルバム曲の流れやバランスを考えると新録楽曲も必要になるそうです。そこで杏子さんをボーカルにフィーチャーして録音された曲が「life is beautifulfeat.杏子」。
「本当に綺麗なメロディーと、切なさが初めに来ちゃって、初めのレコーディングのときは歌っていながら泣きそうになっていた。」と杏子さん。ふかわさん曰く、「曲ができた段階で杏子さんが頭の中に浮かんでいた」のだそうです。
ふかわさんが「女性ボーカルをフィーチャーして女性言葉で詞を書く」ことに「プロデューサーとしての感覚？」と、杏子さんから質問。「そこまで大げさなものじゃなく、男性だからこそ女性を描きやすいこともあると思う」。とふかわさん。「イメージが出来てくると言葉がスッと降りてくる」のだそうです。
8月17日日曜日には、東京の恵比寿リキッドルームで「rocketman summer fea'2014」を開催。杏子さんをはじめ、FPM田中知之さん、中塚武さん、paris match、美保純と岡本夏生と愉快な仲間たち、他が出演！夏休みに東京へ行かれる方、是非！

ふかわりょうオフィシャルサイト