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朝のクラシック・・・朝からクラシック・・・ 略して「朝クラ!」。2005年春から、放送開始。今年20年目に突入したクラシック音楽番組です。入門的な曲のエピソードから、マニアックな演奏者解説まで。札響情報やPMF情報もお伝えします。

2017/03/26 放送

カラヤンの対極にある指揮者

カール・ベーム、ウィーンフィル

カール・ベーム &ウィーン・フィル

先週の特集「カラヤン&ベルリンフィルのベートーベン交響曲」を受けての今週の企画。先週聴いた方は、今週と比較して・・・。聴かなかった方は、先入観なしでベームの世界に触れてください。

 

1970〜1980年代、日本で大変人気だったオーストリア生まれの二人の指揮者、ヘルベルト・フォン・カラヤンとカール・ベーム。

 

1908年生まれのカラヤンより14歳年上・・・

1894年生まれのカール・ベームは、演奏のテンポが、比較的遅い。

例えば、ベートーベンの「運命」第一楽章は、テンポの早いカラヤンとテンポの遅いベームとでは、演奏時間が1分30秒程も違う。

 

「対極」なのは、テンポだけではない。

カラヤンが、エンターテナーだとすれば、ベームは、職人と言えるかもしれない。

どちらが、「良い」「悪い」、「上」「下」ということではなく、どちらが好みか・・・、どちらがシックリくるか・・・という視点で聴いてみてください。

 

【本日放送の曲】

 

ベートーベン / 交響曲第1番第3楽章

 

ベートーベン / 交響曲第5番「運命」第1楽章

 

ベートーベン / 交響曲第3番「英雄」第1楽章

 

指揮:カール・ベーム

演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 

※いずれも1970年代から80年代の録音

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